京都好きのみなさん、どうも僕です。
紅葉シーズン、まっただ中!
ってことで、京都を訪れる方も多いと思いますけどね、京都の中心部にあってアクセス良好な場所に「意外な紅葉スポット」を発見したので、みなさんにお伝えしますよ!
それが今回ご紹介する「高台寺」です。
高台寺の魅力と、ライトアップに映える紅葉の美しさをたっぷりご紹介したいと思います!
Contents
正室・北政所(ねね)が秀吉のために建てた高台寺
まず、この高台寺がどんなお寺かを簡単にお伝えしておきますね。
高台寺は、1606年に建てられた臨済宗建仁寺派のお寺です。
そしてこのお寺を建てたのは誰あろう、豊臣秀吉の正室だった北政所(ねね)です。
1598年に病死した秀吉の冥福を祈るために北政所が建立したのがこの高台寺というワケです。
そういった経緯もあり、高台寺は「ねねの寺」とも呼ばれています。
実は秀吉とねねは乱世の時代にありながら、恋愛によって結ばれたと言われています。
出会った当時は身分の低かった秀吉との結婚に対して、ねねの両親は猛反対したそうですが、ねねは自分の思いを貫き通したようです。
そして、秀吉との関係を物語るエピソードが高台寺のサイトにも書かれていますが、戦に出向いた秀吉がねねに送った手紙にはこんなことが書かれたあったそうです。
「出かけるときに顔色が悪かったが大丈夫か、戦のことよりもお前の体のことが心配でならない」
出典:高台寺https://www.kodaiji.com/admission.html
いや~、これを純愛と言わずしてどれを純愛と呼ぶ!ってぐらいアツいメッセージですね。
これほどまでに思いを通じ合わせていた2人だからこそ、ねねは秀吉を想い冥福を祈るべくこの高台寺を建てた・・・そういった知られざるいきさつがあるんですね。
祇園四条から徒歩圏内!清水寺の近くにあるアクセスの良い高台寺
高台寺がどこにあるか位置関係をお伝えしましょう。
高台寺は、交通の起点となる京阪「祇園四条駅」から徒歩で16分ほど。
祇園の中心地にあるメジャーな神社である「八坂神社」を通り過ぎて、数分あるくとたどり着く、意外にアクセスが良い場所に立地してます。
京都を訪れて清水寺を訪問する人は多いと思いますけど、祇園四条駅、あるいは河原町方面といった京都の中心地から清水寺に行く途中に高台寺があるという位置関係なんですよね。
この辺のエリアだとやはり清水寺だとか八坂神社、知恩院あたりがメジャーどころだと思いますけど、歴史背景があって、風光明媚であるにもかかわらず、ちょっと高台寺って地味な存在になってる感じはありますね。
しかし、紅葉スポットの名所としては「知る人ぞ知る」場所であり、たくさんの観光客をひきつけているお寺なんです。
秀吉の政敵・徳川家康が保護したねねの寺
紅葉シーズン本番の11月下旬に高台寺にやってまいりました。
八坂神社を抜けて清水寺方面、二寧坂に繋がる道を歩いていくと高台寺があらわれます。
「紅葉見頃」の見出しも見えており、美しい風景を見るために外国人観光客もたくさん詰めかけていました。
境内に入ると、見晴らしの良い場所から、織田信長の子・信忠を弔うために建立された大雲院の祇園閣が見えます。
敷地内はこじんまりとした造りですが、京都の中心地にありながら、ここだけ別世界のような自然の美しさがあちらこちらに見られます。
こちらは本堂と勅使門の間の前庭(方丈前庭)で、白砂が敷き詰められていてとても美しいです!
この方丈前庭は、千利休の弟子だった小堀遠州が造ったものです。
小堀遠州は桃山時代に活躍した庭師で当時の華やかな雰囲気を感じさせる庭園・・・いや、もはや「作品」になっています。
背後に見える東山を借景とした眺めはココでないと味わえませんからね!
この風景を400年もの前に、ねねも見ていたかと思うと感慨深いですね!
秀吉の死後、徳川の世となり、秀吉にまつわる領地は徳川側に続々と没収されていましたが、家康はねねに対しては手厚く保護し、この高台寺造営についても多額の資金援助をしたと言われています。
さまざまな時代背景、歴史要因を紐解いていくと、こういった名所を訪れる際にまた見方も違ってきますよね。
ライトアップで池に映る紅葉が幻想的な高台寺
紅葉シーズンにひときわ美しさに色を添えるのが夜間拝観ですよね。
高台寺の夜間拝観については下記要領にて実施されています。
拝観時間:午後5時~午後10時(ライトアップ/午後9時30分受付終了)
夜の帳(とばり)が下りて、あたりが暗くなる頃、高台寺にもライトアップの時間が訪れます。
昼間に見た景色とはすこし違った幻想的な風景が目に前に訪れます。
例年、紅葉の見頃は、10月中旬~12月上旬ぐらいと言われています。
時期を合わせて見事な紅葉を見ることをオススメします。
本堂の前の方丈前庭ではライトアップに合わせて、光と音楽が融合したちょっとしたライトアップショー的な催し「プロジェクションマッピング」もありました。
様々な光が踊り、幻想的な音楽とともに辺り一帯のムードを変えてしまう・・・独特な雰囲気に包まれていました!
清水寺や金閣寺といったメジャーな観光スポットもイイですが、アクセス抜群で見どころの多い高台寺を一度訪れてみてはいかがでしょう!
高台寺のアクセス、拝観時間、拝観料
住所、電話番号
京都市東山区高台寺下河原町526
電話:075-561-9966
電車でのアクセス
京阪 祇園四条駅から 約10分
阪急河原町駅から 約15分
バスでのアクセス
京阪 祇園四条駅から約5分乗車
阪急河原町駅から約10分乗車
タクシーでのアクセス
拝観時間
営業時間9:00~17:00
夜間特別拝観(10月19日~12月9日)17:00~21:30
拝観料
大人600円、中学生250円
HP(ホームページ)
高台寺 https://www.kodaiji.com/index.html
まとめ
メジャーな観光スポットに比べるとすこし地味な印象がある高台寺ですが、さまざまな側面や魅力に溢れていることを感じてもらえたのではないでしょうか。
秋の紅葉シーズンはぜひ高台寺を訪れて、歴史と自然を体全体に感じてみてはいかがでしょう!
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