サラリーマンのみなさん、どうも僕です。
さいきん大企業のみならず、中小企業でも声高にさけばれている「働き方改革」って施策。
なんかサラリーマンにとっちゃ良いことづくめみたいなイメージがあるけど、そんなことはありませんよ!
政府が作ってくれた「働き方改革」の恩恵を生かすも殺すもあなた次第!
常に指示待ちで、自分の進むべき方向が見えないサラリーマンは働き方改革で決して幸せになれないって話をお伝えします!
Contents
そもそも働き方改革は「思いやり」のための施策ではない!
安倍内閣の肝いりで打ち出された「働き方改革」。
ま、コレって厚生労働省のサイトにも明記されていますけど、
「少子高齢化に伴う生産年齢人口の減少」
「育児や介護との両立など、働く方のニーズの多様化」
こういった社会情勢に対応すべく打ち出された施策ですよね。
具体的には
- 長時間労働の削減
- 正規雇用と非正規雇用の格差是正
- 在宅勤務など多様な労働スタイルの奨励
といったことが盛り込まれています。
政府がこういった踏み込んだ施策を考えた背景は、人口減少による深刻な労働力不足とそれによってもたらされるであろう日本経済のパワーダウンです。
働き手が減ればそりゃ経済力も低下するでしょうし、それを危惧して政府が打ち出したのがこの働き方改革ってワケです。
なんか世間的には、やれプレミアムフライデーだとか、残業減っただとか、休みが取れるようになっただとか、浮かれているサラリーマンもいそうですけど、働き方改革ってそもそも日本経済をパワーダウンさせないためのものですから。
そこんところ、履き違えないようにしときましょう!
サラリーマンは国から利用されている・・・とまでは言いませんけど、給料や消費から安定して税金を回収できる「安定した層」であることは間違いありませんから。
この「働き方改革」はサラリーマンを救うための策ではなく、日本経済低下を防止するための策なんです。
働き方改革による長時間労働の削減は「残業代の削減」による家計圧迫でもある!
働き方改革って、サラリーマンにとって良いことばかりなんて勝手なイメージ持ってる人がいるけれど、さっきも言ったように「思いやり」で出てきた策じゃないんだから、当然デメリットだってあります、そりゃ。
サラリーマンって管理職以外の職員は時間外労働に対しては残業代を会社から支払ってもらってます。
このご時世、この残業代ありきで生活が成り立ってる人だってたくさんいるわけですよね。
ところが、降って湧いたこの「働き方改革」ですよ。
コレで残業が減れば、当然残業代だって減りますよね!
こんな記事を見つけましたよ↓
みずほ総合研究所は残業の上限規制導入で年5.6兆円の残業代が消えると試算します。
出典:NIKKEI STYLE https://style.nikkei.com/article/DGXMZO29492250X10C18A4EAC000/
オイーーーーーーーー!!!
思わずツッコんじゃいますよね、そりゃ。
働き方改革導入で日本全体の年間5.4兆円の残業代が吹き飛んじゃうって話ですから。
いやそりゃ、残業はタイヘンですよ。
でも、それ以上にタイヘンなのが生活をやっていくことですからね。
子供の教育費も年々かさむし、住宅ローンだって払っていかないと・・・。
残業による体への負担以上に、家計のやりくりに対する気苦労のほうがズシッと重い気がしてきますよね。
良いことばかりじゃないんですよ、働き方改革って。
飼い慣らされすぎたサラリーマンは街をさまよう「フラリーマン」化を助長する!
あなたは「フラリーマン」って言葉、聞いたことありますか??
「フラリーマン」というのは、家族が待つ自宅に真っ直ぐ帰るのが嫌なため、外でフラフラ時間を持て余しているサラリーマンのことを言うのです。
- 仕事で疲れてウチに帰って、妻にあーだこーだ言われるのがイヤ!
- ひとりの時間が欲しい
- どうしても寄り道してしまう、家に足が向かない
こんな感じです。
会社に行って働くだけのルーチンワークに慣れすぎて、
- 家族と関わることによる喜びを感じない
- 家庭での居場所が無い
- 仕事以外の生きがいが無い(趣味が無い)
こういった症状を持つ「自分の中に軸が無い」人間というのは、働き方改革による残業削減でフラリーマン化を助長させるおそれは十分にあります。
「働き方改革」はビジネススキル向上、自己実現、副業収入のチャンスと捉えろ!
さっきも言いましたけどね、自分軸が持てない「自分らしさ」「自立心」が持てないサラリーマンなんてのは、こんな働き方改革なんて策が出ても意味無いんですよ!
この施策がサラリーマンへの思いやり施策ではないとしてもね、コレを前向きにチャンスと捉えることのできる人材こそ、働き方改革の恩恵を十二分に享受できる人材ですよ。
たとえば、残業が減って定時退社できて早く家に帰れるのならば、9時5時の労働時間内で今まで以上に成果を上げられるよう、資格を取ったり、本を買って勉強したり、ビジネススキルを向上させればいいですよね。
そうやって知識武装をしていって業績を上げて昇進昇格すれば、残業代が減っても取り返せるワケですから。
または、「自分の幸せは会社には無い」って思う人なら、退社後の「時間外活動」を充実させて「自分らしさ」を追求すればいいでしょう。
- 趣味に没頭するもよし、
- 家庭での関わり方を今まで以上に充実させてイクメンパパになるもよし、
- 社外の人との繋がりを増やすべく、色んな集まりに参加するもよし
時間があれば、思う存分「自分」という人間の幹を育てることが出来ますよね!
または、最近の流れで副業解禁している会社も増えてますので、退社後の時間を活用して副業で収入を獲得すれば、減った残業代だってカバーできます。
- ネットでアフィリエイトで稼ぐ
- 投資で稼ぐ
- 短時間で無理なく働けるセカンドワークを見つける
こういったいろんな幅ができるはずです。
そう考えれば、働き方改革はサラリーマンにとっては従来では考えれなかった「枠組み」を提供してくれると思いませんか??
チャンス、可能性・・・
この施策を前向きに捉えることができる人だけが、自己成長に変えるためのチャンスを手に入れられるのではないでしょうか。
まとめ
「働き方改革」は産業活性化のための施策であるけれども、サラリーマンが生き方を見直すキッカケをくれたと言っても過言ではありません。
受け身ならず、自立心を持って、自ら変化に挑み、新しい可能性を模索する
そういったサラリーマンこそ、これからの真のビジネスマン像と言えるでしょう!