みなさん、どうも僕です。
転勤シーズンになると、社内でよく聞かれるのが
ってこと。
いや、そんなもん。。
って言いたいのも山々ですが、そうとも言えず、関西出身の僕は懇切丁寧に「あー、その街はね。。」って教えてあげるワケですが、ホントにめんどくさいワケです。
そういうことなら、「その街なら東京で言うと○○みたいな街ですよ!」って教えてあげると、向こうもしっくりくるようで。。
ってことで、そんな面倒なやりとりをすることのないように、大阪の街を東京の街に例えてみるのが得策ってことで
大阪(関西)の街=東京(関東)の街
という定義づけをしてみたいと思います!
転勤族や、これから大阪、関西に引っ越す予定の方は必見ですよ!
梅田=新宿
梅田は大阪の玄関口で、大阪のみならず関西で最も栄えた街です。
大阪でいうところ、「基幹」となる街とも言えます。
そういう意味で言うと、東京で言うなら丸の内という声もありそうですが、ちょっと街のキャラクターが違いますね。
丸の内と言えば、すぐ近くに皇居があり、国会議事堂や官公庁なんかもありますね。
対して、大阪は大阪市役所は梅田から少し離れた「中之島」という街にあります。
つまり梅田は基幹となる街とは言え、どちらかというと単なる繁華街。
もちろん上場企業などの会社の本社や支店が多く集まるエリアではありますし、JRの大阪駅や阪急、阪神の大阪梅田駅、そして地下鉄御堂筋線梅田駅を擁するターミナルステーションを抱える場所であることを考えれば、
新宿
が妥当な線かと思います。
あと、補足ですが、東京ほど地価も高くないので、1億円ほど出せば、梅田エリアでタワマンも購入可能で、リッチなビジネスマンにとっては非常に便利な居住地としても魅力的です。
ってことで、梅田=新宿、となります。
新世界=浅草
大阪と言われて、東京の人が真っ先にイメージするのが通天閣かもしれません。
そして、この通天閣があるのが大阪一人情に溢れた街・新世界です。
漫画「じゃりン子チエ」の舞台としても有名な新世界は、超庶民的で、古き良き時代の大阪の原風景が今でも残っている場所とも言え、
串カツ屋さんなどの飲食店も多く立ち並んでいます。
昔は結構治安が悪かったイメージがありましたが、今では観光客がたくさん訪れる一大観光スポットとなっており、治安の悪さは以前ほど感じさせません。
昔はおじさん、おばさんしか歩いていなかったイメージですが、今は日本各地から大学生など若い世代の観光客が大阪の雰囲気を楽しむべくやってきます。
そんな新世界は、東京で例えるなら浅草。
東京きっての観光スポットであり、風情を楽しむという意味では非常に近しいものがあります。
人情の街・新世界=浅草ってことで決定!
鶴橋=新大久保
元パリコレモデルで、現在は大阪のおばちゃんキャラ(?)で売っているアンミカさんの生まれ育った場所としても有名な鶴橋。
鶴橋はコリアンタウンを抱える、在日コリアンの方が多く住むエリアとして有名です。
「焼肉を食べに行くなら鶴橋」って感じで、大阪にいながらにして韓国の雰囲気が味わえるスポットです。
ここまで言ってしまえば、東京の人にはお分かりの通り
鶴橋=新大久保
ってことになります。
鶴橋と同じくコリアンタウンがありますし、国際色豊かな土地柄。
庶民的で、食べ物が美味しいってことでも共通しています。
鶴橋は東京の新大久保ってことで決定!
難波・心斎橋=渋谷
まず、大阪の繁華街を大きく分けると梅田を中心とするキタエリア、そして梅田から南方に位置する難波・心斎橋のミナミエリアの2つのエリアに大別できます。
そして、「難波・心斎橋」となぜひとくくりにするのかって言うのは、地下鉄で言えば1駅分の距離がありますが、難波と心斎橋は一つの商店街で繋がっており、街として一体化されており不可分だからです。
映画「ミナミの帝王」の舞台ともなっているのもこのエリア。
梅田がビジネスマンの街とすれば、難波・心斎橋のミナミエリアは言うなれば若者の街。
そして、道頓堀を擁する歓楽街でもあるのです。
この点で、同じ繁華街でも梅田とキャラクターが大きく異なります。
このような街の性格を考えると、東京に例えるならば
渋谷
ってことになります。
渋谷も若者の街。
僕のようなオジサンは正直言うと、難波・心斎橋で飲み歩くよりは梅田に行ったほうが落ち着くというか安心します。
ミナミエリアはちょっと「わちゃわちゃ」していて、なんか知らんけど怖いんですよね(大阪人なのに)。
ってことで、難波・心斎橋=渋谷、で決定。
日本橋=秋葉原
大阪で、昔は「電化製品を買うなら日本橋に行け」という習わしがあったものです。
難波にほど近くの街・日本橋は昔から電器屋さんが多いことで有名なエリアでした。
大きな家電を買う時には、日本橋に行って買うと値引きをしてもらえたので、みんなこぞって日本橋に出かけたものです。
それが今となってはオタクの聖地になってしまって、オタクの方が御用達のアニメキャラクターを取り扱うお店やメイドカフェが多く集まる場所に様変わりしてしまいました。。。
もうここまで言えばお分かりでしょう。。
日本橋=秋葉原ですね!
街の変遷から現在の立ち位置まで、ほぼ同じですね。
ってことで、日本橋は東京でいうところの秋葉原です。
吹田=世田谷
さあ、そろそろ大阪市内を出ましょうね。
大阪のベッドタウン、かつ大阪の中心の梅田まで地下鉄御堂筋線なら一本で行けて、飲んでタクシーで帰っても3,000円圏内、しかも転勤族が多い人気のエリアと言えば、吹田です。
僕が、東京の人から「大阪でどこに住めばいい?」って聞かれたら、まず提案するのが吹田市です。
先に説明したように、まず交通便利です。
新幹線に乗る場合にも新大阪駅にすぐに行けますし、通勤や通学にも便利です。
なおかつ、転勤族が多いので、大阪の地元民ばかりが住むエリアではないので、雰囲気がなんか違います。
平均年収高め、意識高めな人が多く住むイメージです(もちろん吹田市内でもエリアはよります)。
地下鉄御堂筋線の江坂や緑地公園(駅自体の住所は豊中市です)のエリアは特に人気で、落ち着いた雰囲気の中でゆったりと豊かな暮らしを求めるファミリー層が多く居住しています。
ってことでいくと東京に例えるなら世田谷です。
世田谷も意識高い系のファミリー層に人気ですよね!
ってことで、吹田=世田谷です。
千里中央=二子玉川
千里中央は古くから大阪のベッドタウンとして栄えた街で、「千里ニュータウン」の中核的な街です。
先ほどの吹田からは大阪市からのアクセスということでは遠くて分が悪いのですが、その分ごちゃごちゃしてなくて、緑が多くて街並みが綺麗というメリットがあります。
吹田は梅田からも近いので、住宅地でありながら、企業なども多いのですが、千里中央は純然たる住宅地というイメージです。
地下鉄御堂筋線と直結する北大阪急行の終着駅であり、梅田からは一本でたった22分しか掛かりませんから、この環境を手に入れることができるなら東京人にとっては天国でしょう。
近くには万博記念公園という家族憩いの場もあり、子育てするにも最適な環境です。
一方、千里中央駅前には百貨店の他、大型店舗が軒を連ねているので生活するにはとても便利です。
以上の街の性格を踏まえると、東京で例えるなら二子玉川ってことになります。
駅前には高島屋があり、交通アクセスも良好。それでいて自然もあるという理想的な環境。
千里中央は二子玉川ほどセレブ感はありませんが、街のキャラクターとしてはダブるところが多分にあります。
ってことで、千里中央=二子玉川となります。
枚方=練馬
大阪人以外にはまともに読まれることが少ない街、それが枚方(ひらかた)です。
かなりの確率で東京の人には「まいかた??」と呼ばれてしまいます。
そんな枚方は大阪でもちょっぴりローカル感漂う京阪電車沿線にありますが、近年人口増加率が多いベッドタウンとなっています。
大型ショッピングモールの「くずはモール」を擁する樟葉(くずは)を中心に、若いファミリー層に人気なんですよね。
あと、枚方と言えば、V6の岡田准一がキャラクターとなっている遊園地「ひらかたパーク」(ひらパー)で有名ですね。
#ありすぎてわからない映画
ひらパー兄さんにパロられた映画 pic.twitter.com/C0TElIz8Ip— りかるど@漫画中心生活 (@ricardent717) January 11, 2020
同じベッドタウンと言っても吹田のように転勤族があまり多くいません。
洗練された、というよりは「なんかほっこりする」、そんなイメージの土地柄。
ってことで、東京で例えるならば練馬です。
残念ながら閉園してしまいましたが、練馬にもとしまえんがありましたよね。
あと、東京にありながら、農業も結構盛んだったりして田園風景もあり、牧歌的なムードを漂わせています。
枚方がローカルチックな京阪電車沿線であるのに対し、練馬もテイストが近い(?)西武鉄道が乗り入れてますよね。
ってことで、枚方=練馬ってことで決まりです。
神戸=横浜
大阪を出て、関西圏に行きましょう。
関西で大阪に次ぐ街と言えば港町・神戸ですね。
南京街も異国情緒漂うなんともいい街です。
2021年3月1日時点の人口は152万人ほどと結構人の多い街で、昔から貿易で栄えた街です。
言うまでもなく、神戸を関東に例えるならば横浜ですよね。
大阪から神戸に電車で行くと30分程度、東京駅からJRで横浜駅に行くにしてもほぼ同じぐらいですから、交通アクセスや立地でもかなり似通っています。
南京町があり、古くから貿易が盛んな港町ってことで、都市のキャラクターがかなり酷似しており、神戸=横浜ってことで異論はないでしょう。
尼崎=川崎
兵庫県にありながら市外局番が大阪市と同じ「06」の変わった街、それが尼崎です。
大阪市に隣接して、文化や経済の面で大阪と密接な関係にあったのが尼崎です。
ダウンタウンの生まれ故郷としても知られ、ちょっぴりやんちゃな土地柄としても知られている、古くから栄えた工業都市です。
この尼崎、関東で例えるなら川崎となります。
小学校の社会の時間で、大阪と神戸を繋ぐエリア一体に栄えた工業地帯を、大阪と神戸の地名から一文字ずつ取って「阪神工業地帯」と習ったと思います。
尼崎の立地は大阪と神戸のちょうど真ん中にあり、阪神工業地帯の中核を担ってきた街なのです。
対して、関東は、東京と横浜を繋ぐエリアに発展した「京浜工業地帯」として知られてますよね。
そして、東京と横浜の間に位置するのが工業都市・川崎。
立地条件も街の性格も似ている通しであり、尼崎=川崎ってことになります。
芦屋=田園調布
関西屈指の高級住宅地と言えば芦屋。
東京の人でもどんな場所かイメージはあると思います。
実際に、大企業の社長や阪神タイガースの選手など、いわゆる大金持ちが集まる街が芦屋です。
芦屋の中でも「六麓荘」と呼ばれるエリアは特に別格で、町内会費が50万円かかるという話もあり、レベルの違う金持ちが住む大豪邸ばかり並んだ異次元空間となっています。
町内会入会金50万円…六麓荘町、日本一の高級住宅街の謎のベールを剥ぐ
この究極の金持ちエリアに匹敵する東京の街と言えば田園調布でしょう。
プロ野球選手や大物芸能人の大邸宅が並ぶ街並みは芦屋に匹敵しています。
スーパーが近くないという不便な面もありますが、東京とは思えない緑の多さ、治安の良さはかなりの魅力。
ステイタスやお金持ちの多さ、街並みの雰囲気から言っても芦屋=田園調布ということになります。
まとめ
転勤族にとっては一度は来ることになる大阪・関西エリアも、住んだことのない身にとってはイメージの湧きづらいものです。
こうやって、自分が知る街と比較して、共通項を探せば、イメージも湧き、身近な物になるのではないでしょうか。