急な話ですが、ウチの親父が脳梗塞で運ばれました!
今まで大きな病気をしたこともなく、いきなり脳梗塞なんて・・。
ホント、ビックリでウチのおふくろもあたふたしてしまって、もう大変です。
「脳梗塞なんてウチは関係ない・・」無意識にそう思っていましたが、とんでもない話でした!
オヤジのこれからも気になるし、どういう病気か、どういった後遺症が出てくるのか、調べてみましたので、この機会にブログで脳卒中・脳梗塞についてお伝えさせて頂きます!
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こうして脳梗塞は発症した!
母親によると、朝親父が寝ている寝室でやたらガタゴトと音が鳴り、何かと不審に思いのぞいてみると、嘔吐をしており、言葉を発することができず、右腕が動かない状態だったとのことでした。
普段しょ~もないオヤジギャクばっかり言ってる人が何もしゃべれない・・これはかなりヤバい、そうおふくろも直感したようです。
この時点で脳梗塞の典型的な症状が出ていたことが分かりますね。
すぐに救急車を呼び病院に運んでもらいました。
脳梗塞の症状とは?!
日本の三大成人病といえば、ガン、心臓病、そして脳卒中です。
日本人の死因の第三位となっており、多くの方が脳卒中で亡くなっています。
実はこの脳卒中というのはひとつの病名ではなく、脳血管傷害の総称です。
脳は動脈を使って多くの酸素や栄養素を送り込むことによって働いているわけです。
これが何らかの理由で血管が詰まったり、破れたりすることで血流量が減り、脳の神経細胞が破壊されることで体の痺れ、麻痺、言語障害などを引き起こすことがあります。
これこそが脳卒中であり、脳卒中は大きく分けて、血管が詰まる「脳梗塞」、血管から出血を起こす「脳出血」、「くも膜下出血」に分類されます。
ひとくちに「脳卒中」と言っても色んな種類があるんですね。
脳梗塞の種類
脳梗塞と一口に言っても、そこに至る原因によっていくつかの種類、分類分けが出来ます。
その中身について見ていきましょう。
ラクナ梗塞
日本の脳梗塞で最も多く、高齢者に見受けられる症状。
脳の中の毛細血管が詰まり、血液の流れが止まることで脳に障害を引き起こします。
アテローム血栓性梗塞
太い動脈に血栓が出来て、血管を詰まらせ、脳に障害を引き起こします。
心原性脳塞栓症
心臓や他の部位で出来た血栓が脳血管に流れ込み、血管を詰まらせることで脳に障害を引き起こします。
ウチの父親はコレで、頸動脈にあった血栓が脳血管に流れ込み、血液の流れがストップしてしまったために脳梗塞を発症してしまったようです。
脳梗塞の原因とは?
脳梗塞の原因のひとつとしては動脈硬化が挙げられます。
動脈硬化は血管の内側(内膜)にコレステロールなどがたまり、血管が詰まったり、血栓が出来ることで、それが血液の流れを阻害し、脳梗塞を引き起こす仕組みとなっています。
脳梗塞はは生活習慣病とも言われており、高血圧、糖尿病、肥満、ストレス、喫煙などがその原因と言われています。
ウチの父親は長年、喫煙をず~っとやってましたし、正直言って運動不足だったと思います。
それに加え、血圧も高かったため、脳梗塞に繋がる要素は確かにあったと思います。
こういった脳梗塞になる原因は普段の日常生活での心がけ一つで減らすことが出来るので、まずは意識をして改善をすることが重要だと言えます。
脳梗塞の後遺症って?!
ウチの父親はまだ脳梗塞を発症したばかりで、幸い命に別状はなかったものの、どういった後遺症を引き起こすかについては、その症状の推移を見なければわかりません。
脳梗塞になった場合の後遺症は非常に気になるところですから、しっかり頭に入れておきたいポイントです。ってことでまとめてみました!
脳性麻痺
脳性麻痺とは、脳梗塞により脳細胞が破壊され、体の神経機能などが麻痺、動かなくなる後遺症です。
損傷を受けた脳の左右逆側の手足に麻痺があらわれ、症状の具合に応じて、体の片側(右側、左側)だけが麻痺して動かなくなる片麻痺や半身麻痺などを引き起こします。
読売巨人軍の終身名誉監督・長嶋茂雄さんも脳梗塞を発症、右半身がうまく動かないため、それをかばうように右手をポケットに入れている様子を見られた方も多いと思います。
長嶋さんのような運動神経の良かった人でもかかる脳梗塞は非常に怖いです。
言語障害
脳梗塞の重度の症状として言語障害があります。
自分が頭で考えていることをうまく伝えることができなかったり、理解そのものができなくなったりする非常に恐ろしい後遺症です。
体の不自由も大変ですが、意思の疎通が出来なくなるというのは人間にとってはツライと思います。
先ほど例に挙げた長嶋さんも言語障害が残っており、最近ではマスコミの前でも語る姿が見られますが、やはりしゃべりづらそうで、大変だなぁと思います。
認知障害
脳梗塞になると、認知症に似た認知障害という後遺症を起こすこともあります。
脳疾患による認知障害は男性に起こることが多く、物忘れがひどくなったり、急に泣いたり怒ったりという感情のコントロールができなくなったりすることが見られます。
人間の尊厳を保つ意味で重要な精神的あるいは思考的な部分で傷害を引き起こすため、脳梗塞を起こした本人にも、そして患者を支える周りの人にとっても非常にデリケートな対応が求められる症状と言えます。
脳梗塞を予防する対策とは??
ウチの親父は残念ながら脳梗塞になってしまいましたが、我々のように現在健康な身であっても今後病気になるリスクは十分にあります。
そうならないための対策を今から真剣に考えましょう!
食生活を見直す
脳梗塞を回避するためにはできるだけ「血液をサラサラに保つ」ことがポイントです。
脂肪の多いものを食べていたりすると当然の事ながら、血中の中性脂肪やコレステロールが多くなり、よくありません。
卵、バター、牛肉など脂肪分の多い食べ物や、カップラーメンなどジャンクフード、塩分の多いものは控える必要がありますよ!
逆に、血液の粘度を下げてくれる酵素を多く含む納豆や味噌、コレステロールの低下を促してくれるアリシンを多く含むニンニクや玉ねぎ、抗酸化作用による血中脂肪を低下させるセサミンを含むゴマを意識して摂取すると脳梗塞対策にイイですよ!
水分補給をこまめに行う
水分が少ないと血液の粘度が高くなり、血管が詰まりやすくなります。
血液をサラサラに保つためにこまめに水分補給を行うことが重要です。
最近では夜間や室内にいる時に目立った症状が出ない「かくれ脱水」というのもあります。
夜、トイレに行きたくないからといって水を飲まないと、知らず知らずのうちに脱水症状が進むこともありますから要注意です!
生活習慣を見直す
肥満は脳梗塞に繋がる可能性のある高血圧・脂質異常症・糖尿病などの原因とも言われ、食生活を見なおすとともに日頃から運動を心がけることが重要です。
喫煙や大量飲酒、それからストレスを溜め込むこともよくありませんから、気分転換も兼ねて適度な運動をして、体に無理をきたす行為を減らしていく必要があります。
まとめ
脳卒中や脳梗塞のことは知っていましたが、正直言って自分の身内が罹るとは思っていませんでした。
しかしながら、生きている限りは誰でもなる可能性がある病気です。
脳梗塞が「生活習慣病」と言われていることから分かる通り、日頃の意識ひとつでそのリスクを減らすことが出来る、あるいは回避できる病気でもあります。
その病の正体を知り、対策を講じることが非常に重要であり、健やかな日常生活に繋がっていくと思うので、みなさんも他人事と思わず、食生活や生活習慣に気をつけてみてください!
あと、オヤジ頑張れ!!!
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