電通「残業100時間で過労死は情けない」ネットメディアで死者を冒涜する気構えはあるか?!

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みなさん、どうも僕です。

先日、東大出身で電通で働いていた24歳の女性が働き過ぎ、いわゆる過労死で自殺するという痛ましい事件がありました。

残業時間が105時間を超える長時間勤務を強いられ、上司からのパワハラも相当なようで・・。

twitterでの彼女のつぶやきを見てると朝の4時に会社を後にして一旦自宅に戻って、朝会社にまた出勤するという・・非常に酷な勤務実態だったようです。

これほどまでに働いていながら、上司からは「目を充血させて会社に来るな」とか「髪の毛がボサボサだ!」とか配慮のない発言も相次いでいたようで・・。

ほとんど寝られない状態で無理を言ってるのは誰の目にも明らか。

精一杯頑張った彼女にはご冥福をお祈りします・・そんな言葉しか浮かびません・・

どこぞのアホが死者に鞭打つ発言をしていたようです!

こともあろうに大学教授が!誰もが見るであろうネットメディアで!

いい度胸だ!その覚悟はあるんだろうな!!

 

電通社員が100時間以上の残業、心労、ストレスで過労死した事件

2015年末に電通社員だった高橋まつりさんが度重なる残業と心労がたたり自殺しました。

高橋さんの経歴をかいつまんで話しましょう。

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東大文学部を卒業し、2015年4月に電通に入社、インターネット広告を担当するデジタル・アカウント部に配属されました。

デジタル・アカウント部では自動車保険やFX証券を担当する部署だったそうです。

本採用となった2015年10月以降は部署の人員が大幅に減ったこともあり、高橋さんの仕事量もますます増えたと言います。

代理人弁護士によれば、労基署が認定した高橋さんの1カ月(10月9日~11月7日)の時間外労働は約105時間にのぼったとのことですが、土日の出勤が多く午前帰りが多かったことを考えれば、実際の残業時間はもっと多かったのでは?とさえ思えます。

 

ギリギリ状態は長くは続きません。

「自殺するぐらいなら、会社辞めちゃえば」ってみんな言いますが、この時点で鬱になります。

こんな生活を続けていたら誰だってこうなります。きっと相当つらいことだったと思います。

 

 

過労死で亡くなった人に「贈る言葉」?ネットで暴論吐いて責任を取らない輩がいる!

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この事件に対し、武蔵野大学グローバルビジネス学科の長谷川秀夫教授が経済ニュースサイト「News Picks」に以下のようなコメントを投稿。

月当たり残業時間が100時間を越えたくらいで過労死するのは情けない。

会社の業務をこなすというより、自分が請け負った仕事をプロとして完遂するという強い意識があれば、残業時間など関係ない。

自分で起業した人は、それこそ寝袋を会社に持ち込んで、仕事に打ち込んだ時期があるはず。

更にプロ意識があれば、上司を説得してでも良い成果を出せるように人的資源を獲得すべく最大の努力をすべき。

それでも駄目なら、その会社が組織として機能していないので、転職を考えるべき。また、転職できるプロであるべき長期的に自分への投資を続けるべき。

 

この報道がなされてからというもの「100時間を越えたくらいで過労死するのは情けない」という部分が抜き取られて拡散、炎上。

ま、全体の文章を読んでみても、それが「死者に贈る言葉か??」と思いますがね。

長谷川氏は東芝で長らく財務畑を歩いた他、ニトリでも役員を歴任した経済通だそうです。

いかにビジネスをよく知る人物といえ、死者を弔うことはあっても、「それくらいで自殺するって信じられない!」とネットに投稿する神経はバカッター並に不可解!意味不明!

 

いや、そうじゃないと・・

周りがどう言おうがこれが正論だし、間違いないからネットでどんな反応を受けようが受けて立つ!!

もし本人にそんな強い意志があったのなら、言い分の内容に一切賛成はできないにしても、その姿勢だけは評価しましょう!

世間からの批判も買って出ると言うならね!

 

ネットメディアに投稿する気構え、批判を受ける覚悟はあるのか??

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炎上後、謝罪した武蔵野大学・長谷川教授

その後、長谷川氏は下のように投稿し謝罪。

言葉の選び方が乱暴で済みませんでした。

ま、謝罪したのは「言葉の選び方」についてであり、言い分そのものにたいして謝罪しているわけではありません。

もし自分の娘が長時間勤務を苦にして自殺したら同じように言うのでしょうかねぇ・・

葬式で自分の娘の遺影を抱きながら、そう言うんでしょうか。

「これぐらいで生きることを諦めるとは、なんと情けない!!」

ま、自分の娘に言うのなら「なんと情け知らずな親でしょう!!」って罵られるだけで済みますがねぇ・・。

これが他人様に向けられてのもの、なおかつそれがネットメディアを通して発言されれば、当然不特定多数の目に触れ、批判の対象となるのは当たり前でしょう!

 

ネットメディアでの投稿は居酒屋での「放談」とは違う!

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個人個人、いろんな意見があっていいし、心の中でどんなことを考えようが自由です。

たとえ不謹慎なことであろうが、他人を不幸にするわけではありませんし。

心で思うのみならず、井戸端会議でくっちゃべるとか、居酒屋で気心の知れた仲間を相手に話すのもまぁいいでしょう。

 

ただね、今回ネットメディアを通して投稿したことは、白木屋で飲み友達を前に自分の持論をぶちまけるのとは訳が違いますからね!

いろんな人間が見るネットでそれを見るんですから!!!

相手は何万、何十万という目に見えぬマジョリティ。

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昔ですら、「人の口に戸は立てられぬ」と噂話はすぐ伝播することを言いましたが、

現代はネットですよ、ネット!

どんだけ影響力がスゴイか、ネット使ってる人ならわかるっしょ!!

 

 

ネットを使って何かを伝える人は、しかるべき責任を伴うってのは周知の事実。

何言ってもいいわけじゃないんです!

 

「35歳を過ぎると羊水が腐る」と言ってのけた無責任な倖田來未

すこーし前になりますが、歌手の倖田來未が

「35歳を過ぎると羊水が腐る」

とラジオ番組「倖田來未のオールナイトニッポン」で発言して見事に炎上!謝罪に追い込まれたのは記憶にも新しいことです。

 

ラジオですからネットメディアではないにしても不特定多数が聴くラジオで、かなり不用意な発言をしましたね。

炎上後、軽はずみな発言をしてしまったと謝罪しましたが時すでに遅し!

 

軽はずみな発言と言いますが「口がすべった」わけじゃなくて、このケースは単に腹の中で考えていたことをしゃべっちゃっただけの話だとは思いますけどね。

 

 

その後「そんなことは考えたこともなかった」と謝罪しましたが、35歳以上の出産が珍しくも何ともなくなった現代にあって非科学的な発言だし、よくそんなことが言えるなぁと思いました。

ま、普通そんな言い方しませんけどね!

 

言わんとしてることを仮に私が代弁、通訳してあげるなら

「出産するなら若いときにやったほうがベターです!」

どうしても言いたかったら、こう言いますけどね!

 

う~ん、でもやっぱわたしなら発言自体しないかも、ラジオの向こう側にどんな人が聴いてるか想像してしまうから・・。

普通、相手にどう伝わるか、誰かを傷つけないか、気にしますよね、特にこういったデリケートなことを発言する場合は。

 

影響力が大きいアーティストがメディアを通じて発言する場合も同様に「どのように伝わるか」という部分に細心の注意を払うべきだと思いますし、倖田來未の場合は全くの手落ちだったと思います。

 

こういった「注意事項」がケアできない人間はネットメディアなどで特に死や出産、人生観に関するデリケートな事柄について発言しないほうがいいと思います!

こういった不注意極まりない人間にネットメディアなどで発言させることは「バカにハサミを持たせる」のと同じことです!!

 

まとめ

ネットメディアは使い方によって人を幸せにすることもあれば、不幸にさせることもある、いい意味でも悪い意味でも影響力の大きい伝達手段です。

人の共感を引き付けることも重要ですが、ネットリテラシーに長けた人間だけがそれを利用しているわけじゃないですし、伝える立場とすれば「どう伝わるか」、「どのように解釈されるか」という部分に細心の注意を払うべきです。

自分の発言に責任を持って情報発信をしないと、誰かを傷つけてしまうかもしれませんよ!

大の大人が、「そんなつもりはなかった」では済まされませんからね!

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