みなさん、どうも僕です。
なんと、長年毎日飲んでいたお酒をやめることが出来ました!
パチパチパチパチ!
これまで約20年、毎日のようにお酒を飲んできたのがウソのよう。
冷蔵庫にはビールや缶チューハイがスタメンで揃っていたのに、今や空っぽ。
ウソみたいなホントの話ですが、これが現実。
そんなお酒をスパッとやめることが出来た僕が、お酒をやめたいあなたに、
お酒をやめられない理由をお伝えします!
Contents
僕がお酒をやめた理由
まず、前提として、僕が辞めた理由をお話しておきますね。
第一に、お酒を飲んじゃうと、その後何も出来ないってこと。
これ、大きい。
だって酔っぱらっちゃったらね、「どうだっていいや」になっちゃうでしょ?
そうなると、こうやってブログも書けないし、本も読めないし、前向きな活動が全くできなくなっちゃうワケですよ。
あとは、ベッドに直行するだけ。。。こんな生活に終止符に打ちたかったわけですよ。
僕はほぼ毎日、休肝日なんて無しで飲んでましたから、そりゃ健康面ってのもあるにはあるけれど、
健康ってより、お酒を飲むことでグデングデンになって何も出来なくなるという生活を辞めたかったというのが一番大きいですね。
お酒をやめた方法
次に「どうやってお酒を辞めることが出来たか」について。
既にお伝えしたモヤモヤ状態が続き、「お酒やめたほうがいいのかなあ」とうっすら考えていた時に、
知人から「禁酒セラピー」という本を読んだその日からスパッと辞めることが出来たという話を聞いたんですね。
「いや、ホントかよ??」
その時僕がそう思ったのは確かで、当時の正直な心境は疑い+淡い期待って感じ。
その知人は次から次へと酒の缶を開けて飲むような大酒飲みだから、そんな人がやめれるってどうよ?とも思ったんですよね。
マジかよ??、と。
で、僕もさっそく禁酒セラピーを買って、
読んだらやめれた。
それが真実です。
「なんで??」って聞かれても知りません。
(あ、禁酒セラピーの著者のアレン・カーは亡くなってました。。。さーせん)
ちなみに、この経験はタメになると思ったので、知人に「禁酒セラピー」を貸してあげて、
貸す際に、本で学んだ内容を口頭で一通り教えてあげたのですが、
その知人は禁酒セラピーを読むこともなく、僕の話を聞いただけでその日からピタリとお酒を辞めたのだそうです!
(この本の催眠効果、スゲーな!口伝えでも効くのかよ!)
僕はこの本に洗脳されているので、このブログに書いてある内容は
この「禁酒セラピー」の信者が語る話、と思っていただければ幸いです。
もしかすると、話だけ聞いて禁酒出来ちゃった僕の知人と同じことになっちゃうかも!
ってことで、このブログは「禁酒セラピー信者本部(サティアン)」からお届けしています!
お酒をやめられない理由その① お酒でリラックスできると思い込んでいる
では、さっそくお待ちかね(??)のお酒を辞められない1番目の理由。
お酒を飲むことでリラックスできると思い込んでいる!
コレです。
たしかに、お酒を飲むことでフワーーっとなりますよね?
なんか浮遊感というか、リラックス出来ているような。。そんな気がしますよね。
そして、リラックス、、
この肯定的かつポジティブな響き、なんとも心憎い。
そして、抗い(あらがい)ようのない前向きな語感。。
ってかさあ、、
お酒を飲んで、リラックス出来ているのではなくて、厳密に言うと、「酔っぱらってる」だけでしょ??
「酔っぱらう」って、言い換えると、たとえば車に運転しちゃいけない状態に仕立て上げてるワケで、
人間の正常な判断が出来ない状態に落とし込んでるだけじゃねーの?って話。
違います??
単にリラックス出来るなら、
仕事の会議前に一杯!
車の運転前に一杯!
結婚相手の彼女の両親にご挨拶前に一杯!
葬儀の喪主あいさつの前に一杯!
飲めばイイーじゃんって話!
飲むワケないですよね?
お酒を飲むことで得られる浮遊感を「リラックス出来てる」と認識するなら、
裏取引されているような違法なヤバい薬を服用しても、いわゆるラリった状態=相当な高揚感が得られるけど、
アレをリラックスと言えるか??という話。
もちろん合法な薬でもそうだし、タバコを吸っても、頭がボーっとした感じは得られるとは思います。
ま、僕はとっくに昔にタバコをやめたので、昔吸ってた頃の記憶でしかないですけど。
いずれにしても、お酒を飲むにはメリットや良い面があると捉えている人は、
この、ラリった状態に近い高揚感を「リラックス」という自分にとって都合の良い言葉にすり替えて、自分をゴマかしているワケです。
そして、なにより、ゴマかさないといけない理由があるんですよね。
だって、ゴマかさないとお酒を飲み続けられないから。お酒をやめないといけないから。
きっとそうですよね??
お酒をやめられない理由その② お酒を飲むことで社交的になれると信じ込んでいる
僕が大学生のころ、合コンと呼ばれるイベントがありました。
合コン、、もう死語ですね。合同コンパの略です。
男性と女性、異性同士で飲み会を開いて彼氏彼女を見つけるってやつです。
異性に出会うのもお酒が絡みますね。
ま、合コンだけではなく、大人になっても会社や取引先との飲み会、、
どこに行ってもお酒がついてまわります。
そう、お酒に付き物なのは「人との繋がり」。
社交の場、人との繋がりのシチュエーションとお酒は切っても切れない関係ですよね。
だから、人間はみなこう思い込むのです。
「社交性を保つにはお酒を飲まなければならない」と。
たしかに、お酒を飲むことでお互い打ち解けて、「なんか仲良くなったような気分」にはなりますよね?
でも、「なんか」です、所詮。
じゃあ、聞きますが、、
お酒を飲める歳になる以前、未成年の頃、あなたは人間関係を築くことは出来なかったのか??
お酒を飲めない人は社交的ではないのか??
この問いにあなたはどう答えるでしょうか?
「いや、必ずしもそうでは。。」
と苦渋の表情を浮かべながら返答するのではないでしょうか。
その昔、僕もかつてはタバコを吸っていました。
当時は成人男性の約半数、2人に1人が吸っていた時代です。
その当時、会社の上司から
と教え込まれていました。
実際、当時の僕は「タバコを吸うことでメリットあるなぁ」と思い込んでいたものです。
たばこを吸う人の割合
習慣的に喫煙する人の割合のことを喫煙率といいます。男性の喫煙率は、減少傾向が続き、2019年では27.1%となっています。女性の喫煙率は、10%前後を推移しながら横ばいからやや減少傾向になり、2019年では7.6%です(図1)。この約50年間で低下してきましたが、近年は下げ止まりの傾向にあります。
図1 喫煙率の推移厚生労働省ウェブサイト.令和元年国民健康・栄養調査報告;2020年.より作成出典:国立研究開発法人国立がん研究センターhttps://ganjoho.jp/public/pre_scr/cause_prevention/smoking/tobacco03.html
それが今となってはどうでしょう。
タバコを吸う人のほうが少数派に立場がガラッと変わり、街なかでは喫煙所はさんざん探さねばならないほど隅っこに追いやられていますね。
今では隔世の感があり、タバコを吸うことで情報をゲットできる、というメリットは跡形もなく消え去りましたが、
そもそも極秘人事情報は会社の事務所の真ん中で話せなかっただけの話で、喫煙所はこっそり話が気兼ねなくできるスペースだったに過ぎません。
結局のところ、「タバコを吸うことでメリットがある」と思い込むことで、タバコを吸うことを肯定したかっただけなのです。
つまり、お酒も同じ。
お酒を飲むことで社交的になれる、と思い込みたい事情があったのでしょう。
実際にはお酒を飲むことと社交的になることは何の因果関係も無いにもかかわらず。。
お酒をやめられない理由その③ 少しのお酒は健康に良い「百薬の長」とダマされている
はいはい、お次はお酒あるあるの定番です。
はい、出ましたね。よく耳にするパワーワードですね。
でもね、コレってホントなんでしょうか。
調べてみると、大手日本酒メーカーのWEBサイトにもこのような記載が載っています。
イギリスの医学者マーモット博士は、飲酒量と全死亡率との関係を10年間にわたって調べました。その結果は、「全くお酒を飲まない人」や「大量に飲む人」に比べ、「適量の飲酒をする人」は長生きするというものでした。
その理由は適度のアルコールを飲むことによって心臓病などの循環器系疾患の発病を抑えられるためだと言われています。虚血性心疾患(心筋梗塞や狭心症)が予防されるのは、アルコールには善玉コレステロール(HDL)を上昇させる作用、血小板の凝集を抑制する作用、さらにはストレスを軽減する作用があるためだと考えられています。
引用:月桂冠 https://www.gekkeikan.co.jp/enjoy/qa/health/health04.html
これを読んだら、
って、なりますよね?
ふむふむ。ほどほどのお酒はやっぱり健康にイイ、と。
なるほど。
ただし、、もしそれが正しいとしても
「ほどほど」でやめられたらね!
って話。
コレもお酒あるあるで、よく聞くフレーズですが、
ビールはのどの渇きを潤すって話。
ビールがのどの渇きを潤すなら、グラス1杯で十分渇きが癒せるハズなのに、
「もう一杯!」「もう一杯!」と
次へ次へと人間を強く衝動へと走らせるのは何故でしょうか??
答えは、、
お酒はのどの渇きをしずめることは決して無いからです。
お酒の本質は「ほどほど」にとどまらせず、「もっと、もっと!」と駆り立てる魔法の飲み物だからです。
あのう、、言っておきますが、
「ちょっと一杯どう?」と言って、ホントに一杯だけ飲んで帰るおじさんを私は見たことがありませんけど!
日本では違法とされているヤバい薬だって、外国の中では合法として取り扱われている国だったあります。
医療用として利用されたり、用途によっては良い効果をもたらすケースもあります。
でも日本ではそれらの薬は禁止です。
日本がそれらの薬を違法としているのは「ほどほど、というブレーキが作動せず、歯止めがきかないから」ですよね。
使い方によっては良い効果を持つもので、なおかつ「ほどほど」で済むなら、わざわざ違法にしなくてイイですもんね。
さらに、、
先ほどの「少しの飲酒は健康に良い」という昔からまことしやかに語られてきた通説。
コレすら、ここへ来て揺らいできています。
下のニューズウィークに掲載された記事を見てください。
2018年、これらの主張を真っ向から否定する研究結果が『ランセット』という一流医学雑誌に発表された(*2)。結論は、あまりにも明らかで、健康によいアルコール摂取量というものは存在しない、すなわち、アルコールは摂取量にかかわらず有害である、というもの(図表1)。
飲酒による健康リスク(出所=『「健康神話」を科学的に検証する』p.95)飲酒に健康効果があるとの主張を完全に否定し、飲酒は有害であると主張するものである。しかも、この論文の信頼性は極めて高い。その理由を次に述べる。この論文は、ワシントン大学医学部のエマニュエラ・ガキドウ教授のグループが中心になり、アルコールの世界への影響を調査した結果をまとめたものである。
(*2)GBD 2016 Alcohol Collaborators, Alcohol use and burden for 195 countries and territories, 1990-2016: a systematic analysis for the Global Burden of Disease Study 2016. Lancet, 2018 Sep 22; 392(10152) P1015-1035, September 22, 2018. PMID: 30146330
飲酒にもメリットはあるがデメリットのほうが大きい
この調査では、1990~2016年に発表された、195カ国からのデータが掲載された約600の治験論文を集めて分析を行った。このように複数の治験データを集めて分析することを「メタ分析」と呼んでいる。メタ分析の信頼性は高いため、発表された論文の信頼性も高く、評価の高い学術雑誌に掲載されることが多い。
この論文が掲載された『ランセット』は超一流医学雑誌である。この論文のポイントは、こうだ。適度な飲酒は心臓をごくわずかに保護するかもしれないが、この利益を相殺する、がんやその他の病気を引き起こすリスクを格段に高めることを発見したので、アルコールは摂取量に関係なく有害であること、加えて、政府機関に対しアルコール飲料の消費に関するガイドラインを改訂するように提案している。
この結論は、飲酒を適度に楽しんでいると考える人々(中程度の飲酒者)にとって驚きであり、彼らを落胆させるものである。
引用:ニューズウィーク日本版 「酒は百薬の長」は間違いだった 最新研究で判明「酒と健康は共存できない」
https://www.newsweekjapan.jp/stories/lifestyle/2023/03/post-101066.php
おもわず東京ホテイソンのようなツッコミを入れてしまうほど、通説を覆す新事実ですね。
日本酒メーカーの主張と、ワシントン大学の発表した学説。
どちらを取るかはその人次第でしょうが、「ほどほどの酒は健康に良い」という主張を張るには不都合の真実が出てきた感は否めませんね。
かつて、日本にはクリスマスやバレンタインなんて風習はありませんでした。
風習自体はありませんでしたし、もちろん「クリスマスにはケーキを食べましょう」とか「バレンタインデーにはチョコをあげよう」なんていう概念もありませんでした。
洋菓子メーカーとしてはまたとないビジネスチャンスですから、そういった概念を生み出すことでクリスマスにケーキを食べるとか、バレンタインにチョコをプレゼントするという習慣をあたかも「常識」に仕立て上げていったワケです。
洋菓子メーカーにはそれを常識に仕立て上げたい「理由」(=意図)があったからです。
お酒のメーカーだってきっとそうでしょう。
より多くのお酒の売りたいわけですから、それを後押ししてくれる、一定の裏付けのある説は大々的にアピールしますよね?
それを肯定するだけの「理由」はあるんですから、ビジネスの世界では当たり前です。
でも、お酒を辞めたいと思っているのなら、「不都合な真実」に目をつぶってはいけません!!
ハッキリ言います!
お酒は少しの量ですら、健康に悪い!
「メリット感」と「メリット」をはき違えるな
いかがでしょうか。
ここまで読んで、あなたはまだお酒を飲み続けるでしょうか?
(昔、「あなたは○○○やめますか?それとも人間やめますか?」っていう怖い啓蒙CMがありました。。)
さて、最後に一つだけお伝えしておきますが、
「メリット感」と「メリット」をはき違えるな!ってことです。
人間が何か行動を起こす場合、
それがやりたいことであれ、やりたくないことであれ、何らかの理由があります。
私がマクドナルドで食事をしている時の話。
非常に体格のよい女性が
「わたし、痩せたいと思ってるのよね~」と、
ポテトフライを頬張りながら、向かい側にいる友達に向かって話してるのを見たことがあります。
と、これまた東京ホテイソンのツッコミを心の中で入れたものですが、
実は「痩せたい」と思っているのは彼女の本心でウソではないのです。
では、なぜ食べ続けるのか??
それは「食べ続けることで精神的に安心するから」というメリット感があるからです。
ここで注意するべきは、「食べ続けることで精神的に安心するから」というのは
実際のメリット(誰にとっても利益や恩恵があること)とは違う、メリット感(自分が勝手にそう感じていること)に過ぎないということです。
彼女の本当につかみたいメリットって、「痩せる」ということですよね。
それに関わらず、食べるという逆の行為を行うのは、「食べると安心する」というメリット感にコントロールされているからです。
この「メリット感」(僕の造語)は心理学の世界では肯定的意図と呼ばれています。
やめたいと思っている、あるいはネガティブに捉えているその行動を前に進めてしまう、深層心理レベルのポジティブな目的のことですね。
さっきの、「痩せたいのにポテトをむしゃくしゃ食べてる女性」の肯定的意図は「精神的に安心したい」ですね。
考えてみて欲しいのですが、
ヤバい薬に手を出す人だって、「頭がスッキリする」という肯定的意図(メリット感)をもって手を染めてしまうのです。
誰も、健康に悪いことをやろうとか、違法なことをやってやろうとは思ってません。
でも、こういった薬に手を出す人にとってのメリット感である「頭がスッキリする」というのは思い違いで、単に幻覚を見ているだけ。
実際お酒を辞めたいと思ってるのにやめられていないあなただって同じです。
「少しのお酒は体に良い」
「お酒は人と人を繋ぐ!お酒を飲めば社交的になれる!」
「お酒を飲むことでリラックスできる!」
こういった、実際のメリット(利益、恩恵)とは相いれないメリット感(肯定的意図)をこれまでの人生で延々と握りしめてきたのではありませんか??
目を覚ましましょう!
あなたが握りしめて来たのは実際のメリットではなく、単なるメリット感、つまり幻想です!
まだピンと来ないあなたは、私が洗脳されてしまった禁酒セラピーを一読してから、
飲み続けるかどうかを決めても良いかもしれませんね。
アナタの今後の人生、幸運を祈ります!
まとめ
長年、人生の友として毎日お付き合いしてきたお酒ですが、実はそんなに良いヤツじゃないことに気付いた僕が、コレばっかりはみんなに教えたほうが良いと思って、書き始めて長文になってしまいました。さーせん。
最後に一言、「お酒は百薬の長」はまやかしです。
真実は「お酒は百害あって一利なし」、ご健闘を祈ります。