みなさん、どうも僕です。
なにが良かったってね、今、京都国立博物館で開催されている「特別展示会 国宝」が素晴らしすぎるんですよね~!
普段あまり博物館なんて行かないんですけど、行ってみたら結構コレが当たりだったんですよ!
って人に今日はこの特別展示会 国宝について、しっかりとご説明しちゃいますよ!
ん???
光琳、光臨!!(*´∀`*)
Contents
貴重な文化財を集めた「特別展示会 国宝」とは何か?どんな展示会?
この特別展示会国宝が行われているのが京都国立博物館。
京都国立博物館が出来たのがちょうど120年前ということなのですが、実は我が国にいわゆる「国宝」がお目見えしたのも同じ120年前の1897年。
それまでにも国宝という言葉は存在していたものの、現在の形の国宝として明確に認識されるようになったは1897年に古社寺保存法が制定されてからの話です。
明治維新後に吹き荒れた廃仏毀釈の流れにより、多くの国産級の仏像など重要な文化財が破壊されていましたが、国の文化遺産を保護しようという機運が高まり、国宝として指定して、手厚く保護するに至ったわけです。
国宝の誕生とともに歴史を刻んできた京都国立博物館が前回国宝の展示会を行ったのは1976年(昭和51年)。
まさに41年ぶりの開催ということになりますね。
全国の寺社、仏閣、博物館などに展示されている国宝約200件がここ京都国立博物館に集結!
開催は2017年10月3日~11月26日の期間。
この期間を4期に分け、期ごとに展示物を入れ替えて名立たる国宝を一挙に公開します!
日本の自然と宗教文化、そして異国との交流の中で大いに育まれた美意識の結晶がここに花開きます!
特別展示会 国宝の展示物を紹介!
展示されているものがすべて国宝という驚きの内容の展示会。
先に言っておきますが、博物館の展示室内では一切撮影はダメなので、ウィキペディアなどに掲載されているクリエイティブ・コモンズなどにより利用許諾がされている画像でお伝えします!
深鉢型土器(火焔型土器)No.1
まずはコチラ!
深鉢型土器です。
火焔型土器といったほうがピンと来るかもしれませんね~!
縄文時代 前3500~前2500年のものとされているものです。社会の教科書で誰もが一度は見たことがあるであろう特徴的な形をしています。
実際に見てみると、その文様の力強さ、造形の素晴らしさにおもわず目が釘付けになります!
縄文のビーナス
こちらの縄文のビーナスは長野県の茅野市尖石縄文考古館の貯蔵されている国宝です。
茅野市にある棚畑遺跡に発掘された、縄文中期のものと目されている土偶です。
大きく出たお腹から妊娠した女性を形どったものと思われ、子孫繁栄を願って作られたものと考えられています。
古今和歌集 巻第二十 高野切本
古今和歌集 巻第二十 高野切本とは、わが国初の勅撰和歌集である古今和歌集の最古の写本であり、現在高知県立歴史民俗資料館に所蔵されています。かな文字が完成形に至った時代を後世に伝えるもので、連綿による美しい筆跡はまさにアートの領域!
なかなか見られない貴重な作品ですから、ぜひ目に焼き付けておきましょう!
天橋立図(雪舟)
天橋立図は水墨画の巨匠、雪舟によりかかれた絵で、室町時代の1501~1506年頃に書かれたとされる作品です。
80歳を超えなお創作意欲旺盛な雪舟が丹後を訪問した際に印象に残った天橋立を書いたものです。
当時は禅宗が勃興していた時代で、その禅宗と結びついて水墨画が盛んになり、多くの大名も水墨画を好み、この雪舟も大名の庇護下にあり精進していたといいます。
実際の天橋立よりも山を高く書いたり、街並みを引き延ばして書いてるのが特徴です(研究員さんによる展示ブースの説明書きの受け売りですw)。
風神雷神図屏風(俵屋宗達)
17世紀の江戸時代に俵屋宗達により描かれたあまりにも有名な風神雷神図屏風です。躍動的で力強さを感じさせながら、ユーモラスな雰囲気も漂わせる名作中の名作ですね!
風神雷神の構図の素晴らしさはもとより、空間を埋める金箔の質感が本物だとすごく感じられて、来て良かったー!って思っちゃいます。
特別展示会 国宝を見た感想、レビュー!世間の評判は?!
僕はあんまりアートとか、歴史とか、それほど興味ない人なんですけどね、阪神梅田駅前の地下街にあまりにも多くの国宝展の広告があったのでフラッと軽い気持ちで見に行ったわけですよ。
で、行ってみた結果・・
あの~、門外漢が言うのもアレですけどね、展示されてる仏像だったり、絵図だったり、美術品・書跡ってのはね、その時の時代背景だったり、宗教観・人生観を色濃く反映されてるんですよ!
博物館ってね、ただ単に展示をしてるだけじゃないんです!
博物館の研究員の方々が一時史料などをもとに調べて、裏づけをしっかり取って、見る人にわかりやすい注釈、説明書きを丁寧に付けて展示してくれてます!
実際に来場された方の反応も上々のようで、国宝を見て良かった!って人が続出!
京都国立博物館にて『国宝』展を鑑賞
いや、素晴らしい
もう他に言いようないよね。どれを見ても国宝。美しさは保証されておりまする
館内混雑にさえ耐えられればこの上ない展示かと会期中で大きく展示替えが4回。目標は全部くるぞ pic.twitter.com/XcLnr6DRNI
— ねこねこnya (@NekoNekoNya2828) October 7, 2017
昨日雨の中トンボ帰りで強行した京都国立博物館の「国宝」展、一通り見終えたら2時間経っていて、もう一度はじめから見直したらさらに1時間経っていました。今までに見ているモノもいくらかありますが、展示物が全て「国宝」って凄すぎます。先人達の精神と技術、そして『モノの力』に感嘆しました。 pic.twitter.com/dSqS034T4p
— 牧ヒデアキ (@makiraDESIGN) October 7, 2017
京都国立博物館の国宝展行ってきたけどめっちゃ良かった。特に絵画コーナーは感動を覚える品々揃ってるからアート興味ある人は行った方がいいっぽい pic.twitter.com/7Kem36NB4v
— ISO (@iso_zin_) October 7, 2017
国宝展の回り方
展示会場は3つのフロアに分かれています。
展示物も非常に多く、説明書きなどをじっくり読み込みながら回ってると意外と時間がかかります。
少なくとも2時間は確保、できれば3時間はかけて楽しみながら見て回りたいところです。
特別展示会 国宝の行列、混み具合は?!
2017年10月3日(火)に開催スタートとなった特別展示会 国宝。
本日、10月7日(土)が開催開始後初の休日、しかも3連休の最初の日ということで、入場に相当の待ちが予想されましたがどうだったんでしょう。
twitterでの反応を見てみましょう!
京都国立博物館・特別展覧会「国宝」。開始3日目、9時半開館前の行列は400人くらい(150メートル強、智積院まで!)だが、開館時にすっぽり入れるので心配なし。昼過ぎには入館待ちはさほどはなし、多分平日だから。 #国宝 #京都国立博物館 #BRUTUS pic.twitter.com/VyRiGEp3PS
— 西田善太 (@ZentaNISHIDA) October 5, 2017
↑こちらは開催3日目の10月5日のツイート。
開館前に400人くらいの行列があったそうですね~スゲー!
でも開館後はスムーズに流れたようで、平日ってこともあったのかも知れませんね。
で、こちらが本日、10月7日土曜日のツイート。
https://twitter.com/okome_pan_men_/status/916478939324755968
京都国立博物館の国宝展のお話の続き
敷地外の行列はチケット見せて敷地内に入るための行列だった
案外スムーズに敷地内には入場。20分くらいか?
前売り買ってきたけど、有り無し関係なく同じ行列だった。むぅただ、中にも館内入場の待ち行列あり。
油断なさるな、二段構えにゴザル!— ねこねこnya (@NekoNekoNya2828) October 7, 2017
行列はあるにはあったようですが、意外と混雑はしなかったようで20~30分あれば入れたようですね。
これなら休みの日でも心置きなく見に行けますね!
特別展示会 国宝 開催日程、概要
開催日程
2017年10月3日(火)~11月26日(日)
約200点の国宝が下記日程のとおり、4期に分けて公開されます。
- Ⅰ期 10月3日(火)~10月15日(日)
- Ⅱ期 10月17日(火)~10月29日(日)
- Ⅲ期 10月31日(火)~11月12日(日)
- Ⅳ期 11月14日(火)~11月26日(日)
開館時間
午前9時30分~午後6時(入館は午後5時30分まで)
休館日
月曜日 ※10月9日(月/祝)は開館、10日(火)休館
観覧料(入場料)
一般 1,500円(1,300円)
大学生 1,200円(1,000円)
高校生 900円(700円)
※カッコ内は団体料金、前売り料金 (前売り料金は10/2にて販売終了済み)
会場
京都国立博物館 平成知新館【東山七条】
京都国立博物館へのアクセス
住所
〒605-0931 京都市東山区茶屋町527
交通機関を使ったアクセス
- JRの場合 JR京都駅下車、市バス京都駅前D1のりばから100号、D2のりばから206・208号系統にて博物館・三十三間堂前下車、徒歩すぐJR京都駅下車、JR奈良線にて東福寺駅下車、京阪電車にて七条駅下車、徒歩7分
- 近鉄電車の場合 丹波橋駅下車、京阪電車丹波橋駅から七条駅下車、徒歩7分
- 京阪電車の場合 七条駅下車、東へ徒歩7分
- 阪急電車の場合 河原町駅下車、京阪電車祇園四条駅から大阪方面行きにて七条駅下車、東へ徒歩7分
又は、河原町駅下車、四条河原町から市バス207号系統にて東山七条下車、徒歩3分 - 市バスの場合 京都駅前市バスD1のりばから100号、D2のりばから206・208号系統にて
博物館・三十三間堂前下車、徒歩すぐ
京阪七条からなら徒歩7分で着くのでラクですよ!
まとめ
軽い気持ちで訪問した「特別展示会 国宝」でしたが、その破壊力はかなり凄かったです。
作品の持つパワーと、そこに封じ込まれた作者の熱意や魂は現物を見ないとわからないと実感しました!
ぜひ期間中に再訪してみたいと思います!みなさんも是非国宝のパワーに圧倒されに行ってみませんか?!