みなさん、どうも僕です。
日常生活に蔓延するストレス。
コレって大部分が、仕事上での人間関係やトラブルが原因だったりします。
なかでも、会社の上司やビジネスにおける取引先との間で発生することが多いんじゃないでしょうか。
ってことで、40代のベテラン営業マン・サラリーマンの僕が、取引先や上司とストレスを溜めずにうまくやっていくための心構えや脳や心に浮かぶ「言葉」を上手くコントロールすることで人間関係を改善する対処法ついてお伝えします!
Contents
他人の人柄や人間性は変えようが無い!
サラリーマンやOL、会社組織に属している人間として、まず大前提としてですが、他人の人間性なんて変えようが無いってこと!
いや、だってね、取引先や上司に向かって言えますか??
ってね。
言えませんよね~。
取引先にそんなこと言ったら「ハイ、おまえんとこ、取引やめるね!」ってなるのが目に見えてるしね。
上司に「おかしいやろ!!」ってケツまくってもね、「ハァ??どっちが上かわかってる??(君の評価下げとくから)」ってなるだけですからね。
だいたいね、
あれ、テレビの世界だから!!
実際の世間ではあんなこと出来ませんよ。
サラリーマンには守るべきものがあり、取引先との円滑な関係に紐づく貴重な利益はビジネスとしては手放すワケには行きませんからね。
取引先や上司、こういったある種の権限を持った人に「おまえら、人間性変えろ!!」って言えない。
となると、どうすればいいか。
そう、それしかないんですよ。
自分自身がモンスターな取引先や妖怪上司とうまく立ち回るしかないのよ!!
ムカつく取引先や上司は「常時」あなたにストレスを与えているワケではない!
いやな取引先や上司によるストレスって相当なもの。
それはよーく分かりますよ。
でもね、彼らがあなたに「常時」苦痛を与えているかというと、実はそうではないんですよね!
イヤな上司は嫌味も言うでしょう。
クソな取引先はキツイ要求もするでしょう。
まぁ、ただね、上司だって取引先だって、あなたは赤の他人だし、無駄に「困らせてやろう」って思うほどあなたに興味ないから!
ただのビジネスパートナーってだけだから!
モンスター級に面倒くさい取引先や上司がウザいのは、自己中心的に振舞っている結果、あなたのことまで視野に入ってないだけの話。
なにもあなた自身に危害を加えようとは思ってない。何度も言うけど、そこまであなたに興味ねーし。
ストレスを感じさせるのは、あなたと取引の話をしたり業務の話をする、ビジネス上の接点を持ってるときだけの話。
もし、あなたが、仕事が終わって家に帰っても彼らの影に怯えて苦しんでいるなら、あなたにストレスを与えているのは、実はクソな取引先や上司そのものではなく、
彼らとのイヤな思い出や経験を、頭の中で繰り返しリピートして脳内再生している、あなた自身の身勝手な思い出し行為が原因なのです!
いや、もうまさにマスターベーション自慰行為の逆パターンで、自分自身でイヤな思い出を繰り返し追体験してるのがストレスの元凶ってワケですよ!
イヤな思い出=ストレスは「言葉」で上書きされて増大していく!
人間の体験って、たいていは見たこと(視覚)や聞いたこと(聴覚)で記憶として刻み込まれますよね。
そういった「見たこと」や「聞いたこと」の記憶ってのは、ある意味変えるのが難しいですよね。
甲子園球場で見た阪神タイガースの応援席を彩る黄色は、「アレは黄色じゃなくって、実は赤色だということで記憶しなおそう!」って思っても無理。
事実は変えようがありません。
でもね、その事実を見てどう思ったかは可変であり、どう捉えるかは変えることが可能です。
「オレ、巨人ファンだから、あの黄色を見ると無性にムカつくわ~!」って感情も、
「自分は巨人ファンだけど、阪神ファンの自分のチームを応援する気持ちに感動した!あの黄色もなんかハッピーになる良い色だよね~!」って
捉え方を変えれば、事実は変えられなくても、「良い思い出」か「悪い思い出」か記憶の内容は変わります!
って感じで、イヤな記憶も、良い記憶に変える事は可能ですよね。
そして、事実をどう捉えるか、自分の脳にどのように刻み込むかという橋渡しをしているのは「言葉」。
「黄色を見ると無性にムカつく!」ではなく、
「相手チームだけど、タイガースのチームカラーの黄色は自分のチームを一生懸命に応援する気持ちをあらわしてる!黄色ってハッピー!」
と言ってしまえば、自分の脳はその言葉でもって上書きしていこうとします。
緊張してる時に、自分自身に向かって「こんなの、なんてことないよ!大丈夫!」って言い聞かせると、なんとなく落ち着く。
それと同じです。
事実は曲げようもないけど、どう捉えるか、それを変える橋渡しはすべて言葉なんですよね。
【ストレスを軽減する方法】ムカつく相手を心の中で「褒め殺し」する
お伝えしたように、ムカつく取引先や狂った上司とのイヤな思い出は、あなた自身が脳で反芻する「マイナスイメージ」の言葉で上書きすることで、実態以上にムカつく思い出として定着していくことになります。
それがストレスの大きな一因です。
ある意味、ストレスをイヤな体験という事実を凌駕する「最悪な思い出」「ストレスフルな記憶」に仕立て上げてるのは、取引先でも上司でもなく、あなた自身、そしてあなたが発する(頭の中でつぶやく)言葉ってことになります。
でもね、人の悪い面ばかり着目してると良い面って黙殺されて、まったく浮かび上がってこないけど、実はどんな人にだって良いところってあるんですよね。
例えば、なにかとお騒がせなアメリカのトランプ大統領。
結構悪評も多くて、「横暴だ」とか「強引だ」なんてことをよく言われます。
でも、言い方を変えれば「実行力がある」ってことの裏返しでもあり、「スピーディに物事を進める」とも言えますよね。
つまりは、捉え方や認識を変えようと思ったら、その対象となる人を表現する言葉を変えればいいってこと。
例えば、やたらとゴリゴリと自分の要求を呑ませようとしてくる取引先の担当者は
「自社(取引先の会社)の利益追求に一生懸命だから、交渉もあれだけ真剣なんだよね!」
と言えばいいし、
部下を省みず、役員や上席者のご機嫌ばかり取る上司だったら、
「あれだけ上昇志向が持てるって前向きだよね!僕なんかどうしても下を見ちゃうけど、上ばかり見て仕事出来るってスゴイ能力だよね~!」って感じで、
汚い言葉でディスるのではなく、「褒め殺し」をする!!
これが効果的。
人をディスる言葉やののしる言葉って、実はブーメランのように自分の脳味噌に知らず知らずのうちにダメージを与えているんです。
言葉には「言霊(ことだま)」があるって良く言いますよね。アレです、アレ!
誰かを、心の中でディスるって、実は結構疲れますよね。
「人をののしって、勝手に疲れて・・・オレ、一体なにやってるの?」って自分でも思いますもん。あなたもそうじゃないですか?
自分にストレスを与えている人のために、実は自分ひとりが、自ら発した「悪い言葉」で弱っていってしまう・・・
被害をこうむってるのはこっちなのに、こんな理不尽はありませんよね!
だから、大切なのは、何も悪くない自分があたかも「悪い人間」にならないよう「人をののしる言葉」をひとつも使わずに、クソな取引先や上司を表現すること。
ディスったり、悪い言葉でののしるのではなく、それでいて「事実」は一切変えることなく、マイナスイメージの言葉をプラスイメージの言葉で人を表現する「褒め殺し」をするルール付けをしておくと良いです。
シンプルに言葉を変えるだけで、人の良い面にスポットライトを当てて「認識し直す」ことが出来るのです。
言葉を変えれば、認識が変わり、そのことでストレスが減るとともに、苦手だと思っている人との付き合い方も少しずつ確実に変わります。
値段引き下げ要求のキツい取引先は「クソ野郎」ではなく、「利益追求のミッションを忠実にこなしてる、見習うべき商売人」。
やたらと言うことの変わる信念の薄い上司は「使い物にならないバカ上司」でなく、「臨機応変で時機を見て柔軟に対応できるバランス感覚のある人」。
こんな感じで、事実を曲げる必要はありません。言葉を変えるだけで、あなた自身の心も少し軽くなるはずです。
ぜひやってみてください!
まとめ
心の中で(頭の中で)人をののしる言葉を連日繰り返しつぶやくのって実はかなりのストレスを生み出します。
ビジネスでストレスを生み出す要因が、取引先や上司といった人ならば、それらの人を表現する「言葉」を変えるだけでガラッと心構えが変わります。
ストレスフルからストレスレスな人間関係を目指して、まずは自分が変わるよう努力しましょうね!