どうも僕です。
11月下旬あたりになると「あ~そろそろ年賀状書かなきゃな~」って思い始める人も多いですよね。
年賀状を出す人は多いと思いますけど、会社勤めのサラリーマンで
って思ってる人は多いハズ。
そんな疑問をお持ちのアナタに、社内の上司・同僚に年賀状を出すのってYes! or NO!ってことについてお伝えしたいと思います。
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Contents
表面的な儀礼をとりやめる「虚礼廃止」が現代の風潮
昔の日本社会って年功序列だったし、昭和の時代って今に比べても上下関係が結構厳しかったですよね。
今はめっきり減りましたが、会社では社員で温泉などへ行く慰安旅行(知ってる?!)なんかもあったし、会社行事には絶対参加という暗黙のルールがあるなど、会社への忠誠心や一体感を厳しく求められた時代だったんですよね。
そんな時代にあっては、上司にお歳暮を贈ったり、女性社員はバレンタインデーには義理チョコを欠かさず男性社員に手渡し、年賀状は当然のことながら上司のみならず同僚にも送り合うという、今思えば旧態依然とした関係性があったワケです。
新卒で入ったバカ会社、俺が入社する少し前に「虚礼廃止の通達」というのが出ており、それは一体なんなのかと先輩社員に尋ねたところ、「部下から上司へお歳暮やお中元を贈る風習があり、何度止めろと言っても止まらないから、会社から公式にNGが出た」とのことで、バカだなあと思った。
— あまなつ通り商店会 (@amanatsu_tri) December 4, 2019
でもね、時代も変わって令和の時代。
完全に年功序列のヒエラルキー構造は崩壊して、上司が酒の付き合いを強要しようものならパワハラ呼ばわりされる、そんな「ライト」な人間関係の世の中に打って変わりました。
昔の「組織社会」とは違い、今の世の中では、会社組織や人(上司・先輩)が他の社員を業務活動以外で縛り付けたりすると非難されてしまう「個」の時代になってますからね。
その大きな流れの中で、実態の無い表面的で儀礼的なムダな慣例はやめましょうという空気感が、会社社会でも支配的になりつつあります。
そう、いわゆる「虚礼廃止」ってヤツですね。
早いもので今年も残すところ1カ月半。クイックVoteで日経電子版の読者に年末年始のあいさつの方法を聞いたところ、5年前に比べ年賀状を書く枚数が2割以上減った人が43%に達しました。年賀状は依然として主流の挨拶手段ですが、発行枚数の減少が続いています。企業における「虚礼廃止」や個人情報保護の機運が逆風として吹き続けているからです。
出典:日本経済新聞(WEB版)https://www.nikkei.com/article/DGXNASFK13027_T11C12A1000000/
こういった社会背景もあって、今まで同じ会社の社員に年賀状を送っていた人が送付を取りやめるケースも珍しくなくなってきたのが現状です。
意識が高い企業だと、会社の通達として「虚礼廃止として社内で年賀状のやりとりはやめましょう」と出している会社もたくさんあります。
年賀状を出すのを取りやめる対象として、社員同士のみならず、取引先に対しても取りやめる会社もあるぐらい。
上っ面だけの儀礼的な年賀状のやりとりはやめようねっていう機運が社会全体で高まりつつありますね。
暑中見舞いは遥か昔に廃れ、年賀状も若い人はおろか企業も虚礼廃止で出さなくなりつつある現在に昭和の年賀状バブルを忘れられない耄碌会長さんさぁ……
— アントニオ三毛猫 (@zabadak2030) December 5, 2019
「うわべだけ」の年始の挨拶はもはや不要!要は「心がこもっているか」
今の時代の企業文化ってね、昔のような
「会社から金もらってんだから従属しろ!」
「変な自己主張すんな!言う通りしとけや!」
っていうスタイルとはだいぶ様変わりしてますよね。
従来の日本の企業文化って「協調性こそが最重要」っていう、ある種盲目的で軍隊チックな思想がもてはやされていたワケですよ。
たとえば、飲み会があれば上司には絶対お酒を注ぎに行かないと怒られる、みたいな「暗黙のルール守れや、ゴラァ」ってある種こわばった雰囲気があったんですよね。
(僕も昔怒られた経験あるけど)
でもね、今や業務以外の場面で上司が権力を振りかざそうもんならパワハラ認定される世の中ですよ。
今でも「サラリーマンな」人は上司に注ぎに行くけど、行かなくても怒られることは無いし、仮に行かない人がいても「あいつはオレ(上司)をリスペクトしてない!」って言う人は少ないと思うんですよね。(口に出さずに根に持つ上司は今の日本でもいるかも、だけど)
つまり、実のない(心のこもってない)上辺(うわべ)だけの儀式的な行為って、現代ではムダであり、やめるべきものなんですよね。
年賀状だって、会社での体裁を保つために「なんとなく毎年出してるだけ」だったら、そんなものやめちゃえばいい。
そもそも、同じ会社に勤めているわけだから、同じ職場なら年が明けたら毎日顔を合わせるし、勤務地が違っても同じ社内だからいつだって連絡が取れる。
「ご様子おいかが?」って年賀状を送り合う必要性なんてそもそも無いんですよ!
いや、会社の繋がりではあるけれど、「個人的に年賀状を出し合いたいな~」、「やっぱりアイツの年賀状は毎年見たい」ってことなら、その人には当然出し合えばいいワケなんですよ。
要は、出す年賀状に「心がこもっているかどうか」。
そこが年賀状を出すべきかどうかの判断基準でしょ?
友人に年賀状を出すように、同じ会社というだけでなく心で繋がってる人には出せばイイんですよ!
弊社も時流にのって、年賀状非推奨(虚礼廃止)という全社メールが飛んできたんだけど、確かに会社の人には会社で会ってあけおめ言ってるから年賀状いらないよね。前の職場の人とか、なかなか会わない地元の友達とかには書く意味あるけどさ。
— sakurako (@sakurakoikw) November 29, 2019
社内の人に年賀状を送るのをやめるには「やめる宣言メール」を送れば良い
僕の周りにも社員に送る年賀状はやめている人は結構増えています。
ま、ただ、社内での年賀状のやりとりをやめた人に聞くと、とりあえず一斉に送るのをやめて、向こうから年賀状が来たら送り返すというやり方をしてるって言うんですね。
私は何年か前に虚礼廃止しましたが楽ですよ。来た人には返してますが。
— フグの右エラ (@depon2010) December 2, 2019
でもね、それだと送られてきた年賀状には送り返すワケで、延々それが続くから、結局やめられなくなっちゃんじゃないかって思うんですよね。
かといって、年賀状が送られてきて無反応ってのも印象を悪くさせるような気がするんですよね。
ってことならね、僕は思うんですが、同じ会社の社員ですからみんなのメールアドレスは当然知ってるわけだから、今まで社内で年賀状をやりとりしてた人たちに「年賀状やめるよ告知メール」を一斉に送っちゃえばいいんです。
昨今の社会情勢を鑑みて、今年から社内向けに年賀状を送るのを控えさせて頂きます
皆様の信念のご多幸を祈り申し上げます
って内容の文面でね。
送り方はこんな感じ。
メールの宛先を「自分」にして、BCCで今まで年賀状のやりとりをしてた人をズラーっと入れて、一斉送信すれば、誰に送ったか知られずに一度のメールで告知が出来ますからね。
いや、そりゃね、フェードアウトでしれーっと年賀状を送らないようにするよりかは、ちゃんと「社会情勢を考慮して」っていう風に宣言したほうが絶対に礼儀として良いワケですしね。
ちゃんと考えがあって年賀状をやめるんであって、「あなたをリスペクトしてないとかの裏の意味はないですよ」ということを伝えた上でやめるのが得策ですよね。
たぶん、メールを受け取った人だって「そうか~俺も社内で年賀状は要らないって思ってるんだよな~」って考えてる人多いと思いますよ。
プライベートでも、社内でも心の通い合う相手には、心のこもった年賀状を送りましょう!
まとめ
働き方改革やダイバーシティ、メンタルヘルスといった会社が社員に対する眼差しを大きく変えつつある今の時代。
ムダで意味のない慣例ルールをやめて、真の意味で会社を「働きやすい環境で、利益追求を最大限に追求する組織」にしたいなら、まずはあなたが先鞭をつけるべきです。
虚礼廃止で、全力で業務に打ち込める環境づくりに向けて一歩を踏み出しましょう。