みなさん、どうも僕です。
先日ふとしたきっかけで、1999年公開された「マトリックス」という映画を見たんですよね。
この映画のことを当初は
「CGグラフィックがすげー!!」
「アクションシーンが最高!」
ってイメージを持ってたんですが、
完全に大きな勘違いをしてました!!!
というのも・・・
コロナウイルスの世界的な蔓延で混迷する世の中を暗示させ、教訓をもたらしてくれる内容がこの映画には実はたくさん描かれているのです。
ということで、映画マトリックスが教えてくれる混迷のコロナ時代を生きるための現代人の指針とは?ってことについて語ります。
- 自分に自信がなく、今後どう生きていけばいいか不安に思っている人
- 自己実現、潜在意識の仕組みに興味がある人
- コロナウイルスで困難な世の中でなにが大切なのか知りたい人
Contents
「マトリックス」とはコンピュータ&AIに支配された仮想現実の世界
このマトリックスという映画は1999年に公開された映画なんですが、20年以上経った今見てみると予言めいたことが多く描かれていて、超怖くなってきます。
まず、映画タイトルにもなっている「マトリックス」という言葉。
この「マトリックス」とは元々は人間が生み出したコンピュータ(人工知能・AI)に逆に牛耳られてしまい、このAIによって人間が「現実」と思い込まされている「仮想現実」のことなんです。
人類が文明を大きく発展させて、その成果としてコンピュータやAIが活躍する「便利な世界」を作り出したはずが、逆にコンピュータが人間を支配して、真実とは違う世界(仮想現実)を人間に見させるという皮肉。
マトリックスとは、君の目を真実から遠ざけ、盲目にさせてきた世界なのだ。
「より良い世界を」と一生懸命に科学技術を発展させてきた影で、人類が徐々に目を向けなくなってしまったもの、失ったものは何なのか・・・。
ここにこそコンピュータが人間に牙をむき出した隙(すき)があったのではないでしょうか。
心で見る世界こそが現実であり真実「心を解き放て!」
映画を見てて、
って思ってしまったのですが、マトリックスというコンピュータが支配する仮想現実の中で、われわれ人間が認識する感覚って単なる思い込みが作り上げるイメージ(セルフイメージ)でしかないってこと。
「美味しい」という味覚や「良い匂い」という臭覚、そして大きい広いといった視覚など、五感で感じる感覚は人間が脳から送った電気信号による「情報」でしかなく、人間はただ単に送られてきた情報をもとに強制的に感じさせられているだけでしかないんですよね。
君は、君の心の囚人だ。
これは、登場人物モーフィアスが主人公のネオに語った言葉です。
自分が作り出した思い込み(セルフイメージ)が自分自身をがんじがらめにして、身動きが取れないようにしてるんです。
それがモーフィアスが「心の囚人」と言った理由です。
仮想現実ではなく、真の現実を見るための鍵は「信じること」であるとも映画では語られています。
人間に出来て、コンピュータに出来ないことって何でしょう??
そう!信じることであり、信念を持つことです!
この映画で何度か出てきた言葉、それが
心を解き放て! (Free Your Mind)
恐怖や疑心や不信といった感情こそがマトリックス(仮想現実)を作り上げている原因であり、真の現実を見えさせないようにしている。
やるべきは、理屈や思い込みに身をゆだねることなく、心を解き放って「心の目」で見ようとすること。
この映画でも、自分が救世主であるとは確信が持てない主人公・ネオがあるきっかけを契機に、自分が救世主であることを「信じる」ようになった途端に覚醒し、不可能と思われることを次々に成し遂げ、敵をやっつけることができるようになります。
われわれが生きる世界に目を転じましょう。
これまで通用したルールも通用しなくなって、世界は刻々と移り変わります。
コロナウイルスによる脅威は、世界秩序を崩す勢いで増大していますが、変わらないのは人間だけかもしれません。
変わるべきは人間自身。
通例にしがみつき、自分自身の思い込みで判断して真実を見えないまま人生を終えるのは寂しいですよね。
それが嫌なら、心を解き放つしかありません!
「人間はウイルスなのか?」マトリックスが警鐘を鳴らす人類の行く末
コロナウイルスの感染が世界的に広がっている現代ですが、マトリックスは1999年の時点で「予言めいた」ことを登場人物に言わせているのが妙に気になるんですよね。
悪党のエージェント・スミスがモーフィアスを捕らえた時に発したセリフがこちら。
君に、私が発見した意外な新事実を教えてやろう。
君たち人類の分類をしながら、ふと君たちが実は哺乳動物でないことに気づいたんだ。
この星の哺乳動物は本能的に周囲の環境と均衡を保っている。だが人類は違う。
君たちはある場所で繁殖を始めると、資源を使い切るまで繁殖をやめない。
生き残るためには、繁殖場所を広げるしかない。
君たちに似た有機体がこの星にもう一ついる。何だと思う?ウイルスだよ。
人類は病原菌なのだ。君たちは地球にはびこる厄介なガンで、我々はその治療薬だ。
うーーーん、なんか鳥肌が立つというか、超怖いですよね~!
人間様は繁殖に次ぐ繁殖を続けて、増えゆく人口を維持するために「繁殖場所」を広げていく・・・。
人間様がこの世の中の最上位に位置付けられる存在であれば、「どこが悪いの?」って話ですが、
見方を変えれば、傍若無人に振る舞っている人類こそがウイルスじゃね??ってことを悪役のエージェント・スミスの口を借りて言わせたかったのかもしれません。
人間が必死に繁殖をしていくのだとしたら、(人間にとっては迷惑だとしても)ウイルスだって必死に繁殖を続けていくのでしょう。
だけど、今回のコロナウイルスで多くの人間が亡くなり、苦しんでいることを思えば、人類の一員である僕自身はとても自業自得などとは思えませんよ。
ただ、今回のコロナウイルスという災難から学ぶべき教訓があるとするのであれば、
全ての人間が利己的に活動することを見直すべきであり、お金儲け第一主義を捨てて、周りと「ほど良く」協調し合い、
「心」を大切にする生き方にシフトチェンジする時が今なのではないか、ということです。
自分本位に行動し、科学技術を駆使して資源を使い尽くし、繁殖を続ける人類こそ、「心」という資源にもう一度目を向けなおす時が今なのではないか・・・
そういった、人類がこれから取るべき指針をマトリックスという映画が指し示してくれてるような気がしてなりません。
U-NEXTの31日間無料お試し登録でマトリックスを見る!
まとめ
やたらとハイテクノロジーを駆使した映像技術に目が向きがちなマトリックスですが、あらぬ方向へと進みつつある人類への警鐘を鳴らす内容が実は色濃いんですよね。
大変な局面を迎えている今だからこそ、マトリックスを見てみると、多くの気付きを手に入れることができると思いますよ。