子供の教育に悩んでるみなさん、どうも僕です。
僕も育ち盛りの子供を2人を育ててますけどね、子を持つ身としては、子育てや教育に日々いろいろと悩んだり悪戦苦闘してるわけですよ!
一口に子育てって言っても、子育てに正解なんて無いし、そもそも育児方法を学校を教えてくれたわけではありませんしね。
みんな人それぞれ、初体験の親として、持ち合わせている知識や経験でなんとかかんとか親としての責務を果たそうとしてるわけですね~。
ま、でも自分の育児方法が自分の子供の性格や適性にピッタリ合ってるかどうかなんてわかりませんし、
って不安になる・・
そんなパパやママにはぜひ読んでもらいたい本があるんです!
それが今日ご紹介する「人間は9タイプ 子供とあなたの伸ばし方説明書」。
読めば、これからの子育て、育児のやり方がグッと変わるはずなんで、しばしお付き合いを!!
Contents
著者は「ビリギャル」を書いた坪田信貴氏!
そもそも、この「人間は9タイプ」ってどんな本かって言うと、まず著書は「ビリギャル」として有名な「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」を書いた坪田信貴氏。
坪田さんは自ら経営する塾での指導経験をもとに「ビリギャル」を書いたわけですが、この本の特徴は心理学に基づいた、子供の性格に応じた指導を徹底しているところなんですね~。
塾って勉強を教えるところなんですが、それ以前に子供をやる気にさせないと勉強しようって気にもならないわけです。
坪田さんは1,300人以上の子供を見てきた中で、その「やる気」を引き起こす部分に焦点を当て、心理学の知識に基づいた、子供のタイプ別の指導を行ってきた点が非常に参考になるんですよ!
親にとって気になるのは、有名大学に進学させて実績(結果)よりも、能力があるのにいまいちやる気がおきない子供をどう導いていけばいいのかっていう過程、方法の部分ですよね。
偏差値40から慶應義塾大学に合格したビリギャルだって、聖徳太子のことを「せいとくたこ」って読んでた子供ですから、どんな子供だってやる気次第、親の育て方次第で化ける可能性は十分あるわけです。
子供の埋もれている能力をうまく引き出すかどうかは、まさに親の育て方、引き出し方が大事ってことですよね!
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子供の特徴、性格で「9タイプ」に分類
子育てって親の価値観とか、「こうあるべき」っていう思い込みの育て方で突っ走ってしまいがち。
でもホントはサイズに合った服を選ぶように、人のタイプに応じた育て方を実践すべき!ってことで、坪田さんは人間を9タイプに分類して分析しています。
で、その9タイプをザッと挙げるとこんな感じに分かれます。
1.完璧主義者タイプ
- 言われずとも理想に向かって目標を達成しようという強い意思を持つ
- 判断力、理解力にすぐれ、順序だてて説明ができる
- 責任感が強く、正確性に秀でて、感情のコントロールができる
- 「なんとかなるさ」という発想が理解できず、細かい点を気にしすぎてしまう
- 融通が利かず、他人を批判しがちになる点もある
2.献身家タイプ
- 「自分のためより、人のために」という観点で考える
- 他人の気持ちを理解でき、気配り・思いやりの気持ちを持っている
- 柔軟性を持ち、競争意識より仲間意識に重点を置く
- 人に感謝されないと機嫌を損ねる
- 気を遣いすぎる、他人からの頼みを断ることができない
3.達成者タイプ
- 競争心を持ち、上昇志向が強く、目標に向かって努力をする
- 行動力があり、リーダーシップが持てる
- 高い理想を持ち、情熱的で、明るく振舞うことができる
- コツコツとした作業、下準備は苦手で、成果や良い実績に関心がいきやすい
- 欠点を指摘されることを嫌い、うわべを気にしすぎる傾向を持つ
4.芸術家タイプ
- 自分の価値観に自信を持ち、他人と異なるセンスを持っている
- ロマンチストで、感受性・創造性に富む
- 他人の気持ちを理解しようとする
- 自分のセンスを批判されると反抗し、自分の殻に閉じこもってしまう
- 抑圧的な態度をとる人間を受け入れず、自分のやり方に固執する傾向を持つ
5.研究者タイプ
- 自立心を持ち、コツコツと物事を進めることができるオタク気質を持つ
- 論理的、合理的な思考ができ、自分の関心ごとに没頭できる
- 冷静沈着で忍耐力が強い
- 自分の関心事、興味が重点が置かれるあまり、チームプレーが苦手
- 自己主張が苦手で、周りから孤立しやすい
6.堅実家タイプ
- コツコツと手堅く作業を行うことができ、スケジュール通りに物事を進められる
- 性格が温厚で、他人に対して思いやりが持てる
- ルール・秩序を重んじ、チームプレーができる
- 手順、決まったルールを重要視するあまり、突発的なことが起こった時に慌ててしまう
- 他人から突き放されたり、置き去りにされると非常な不安に駆られ、行動力がにぶってしまう
7.楽天家タイプ
- 陽気で明るく、くよくよ悩まない
- 不安がらず、リスクをとって行動でき、臨機応変に対応できる
- アイデアが豊富で、自分の好きなことに対する集中力はすごい
- 飽きっぽく、計画だてて行動することが苦手
- ひとたびうまくいかなくなると挫折し、投げ出しそうになる
8.統率者タイプ
- 強い意志と決断力を持ち、リーダーとしての素質を持つ
- 正義感が強く、ストレートに自分の思い、考えを発言できる
- 周りから頼られやすい性格で、義理人情に厚い
- あれこれと命令、指示されることを嫌い、異論を認めない
- 味方を重んじる一方、敵には徹底的に刃向かう態度を取りがち
9.調停者タイプ
- マイペースで、平和と調和を重んじる
- 気取らず、対面にこだわらず、偏見を持たないことからどんな人とでも仲良くできる
- 気持ちが優しく、リラックスしており、落ち着いた性格を持つ
- 競争心が持てず、リーダーに自らなろうという気は希薄
- 周りとの調和を重んじる一方、主体性・計画性を持ちづらい一面も
どうでしょうか、ご自分はどれに当てはまると思いますか?
子供を判定する前に、まずご自身のタイプを知ってみるのもいいでしょう。
これら9タイプを判定するために、直感で答えていくことでどのタイプがわかるアプリも用意されているので、まずはやってみましょう!
僕もやってみましたが、僕自身は研究者タイプの判定が出ました!
たしかに、自分の好きなことにはいくらでも没頭できる反面、チームプレーは苦手という点はまさしくドンピシャで、よくもまぁ当たるもんだなぁと感心しきりでした!
この判定アプリは、90問版と、設問の少ない36問版がありますが、90問版のほうがより確度の高い結果を得ることができますし、直感で答えるためそれほど時間はかかりませんので、ぜひ90問のほうをやってみてください!
子供の性格、特徴に「良い、悪い」は無い!
これまで見てもらったとおり、人間にはいろんなタイプがあります。
そんな感じでタイプ分けを読まれた方も多いと思いますが、どのタイプにも世間的に見て「優れている点」「苦手な点」があったかと思います。
しかしながら、これらの得手、不得手というのは、その人の「人となり」「人間性」を浮き彫りにしている単なる特徴に過ぎません。
特徴とはすなわち、その人の良い点、悪い点では無いわけです。
良いか、悪いかは、結局それを見る人の主観的な判断であって、絶対的な価値を持つものではありませんからね!
一見「劣っている点」のように見える部分も、捉えようによっては「他人より優れている点」になるわけで、要はそれをどのようにプラスポイントに持っていくか、転換させるかということではないでしょうか。
子供の特徴をどのように上手く料理して、プラスポイント、際立って優れた特徴に変えてあげるかは、親としての腕の見せ所です。
タイプに応じた育て方でやる気を引き出して、子供の成長を良い方向を導いてあげようではありませんか!
子供の適性に合った育て方とは?!
これまで見てきたもらったように、子供を育てる親の立場からすると、一面的な「良い、悪い」の価値基準ではなく、子供のタイプすなわち特性や適性に応じた育て方、導き方をしていくべきです。
タイプに応じた育て方をすることで、子供が自らやろうという気になり、反発することなく向上心を持てるようになります。
逆に、タイプを見誤り、子供の特性・適性を無視した育て方をすると、子供の反発を生んだり、やる気を損ねて、親が成長の芽を摘んでしまうことにもなりかねません。
たとえば、統率者タイプの子供は親分肌で自分の意見に自信を持っているわけですから、そんな子に頭ごなしに親の意見を押し付けるとどうなるか、容易に想像が付きますよね?
って猛反発するに決まっています。
統率者タイプは自分に決定権があることを好みますから、ある程度の選択肢を提示し、最終的にその子に決定権をゆだねるというスタンスが有効なんです。
一方で、「石橋を叩いて渡る」堅実家タイプの場合、不安が先に立ちやすいため、突き放して「自分で考えなさい」と決定権をゆだねてもオロオロするばかりです。
このタイプは軌道に乗るまでは自分に確信が持てないため、「一緒になって頑張ろう!」というスタンスで臨み、少しずつ自信を持たせることで自立に繋げる必要があります。
2人や3人の子供を育てた親が「同じように育てたのに、どうしてこうも育ち方が違うの??」って言ってることがありますけど、兄弟とは言え性格が違うわけですから、タイプに応じた育て方がやはり重要なんですよね。
「同じように育てる」ってのは聞こえは言いですけど、それじゃあダメってことです。
親自身もタイプを知っておくことが必要だ!
人間には人それぞれタイプがあり、そのタイプに応じた育て方が必要だという話をしてきました。
でも注意すべきは、子供にタイプがあれば、親自身も9タイプのうちのどれかに属する点です。
これだけタイプが違えば、お互いのタイプの違いで作用、反作用が生まれるのも当然です!
たとえば、親が芸術家タイプで、子供が完璧主義者タイプならどうでしょう?
センスで生きている親に、順序だてて几帳面に物事を進めようとする子供が振り回されるのが容易に想像できるのではないでしょうか。
または、親が献身家タイプで、子供が芸術家タイプならどうなるでしょう?
自分のセンスに自信を持つ(過信する?)芸術家タイプの子供に、献身家タイプの親が寄り添うことで異論をはさまず成長したところで、芸術家タイプの子供は果たして社会的にバランスの取れた大人になれるでしょうか・・
ま、これらはあくまで想定されるシミュレーションに過ぎませんが、子供だけでなく親自身もどのタイプに当てはまるかを知ることで、自分がどのように立ち振る舞えばいいかということも変わってくると思います。
人間、タイプが違えばそりが合ったり合わなかったりするわけですから、親子ほど親密な関係であれば、なおさらお互いのタイプ、特性を知っておいたほうがいいでしょうね!
「成功」より「成長」を大切にしよう!
この本でも書かれていることですが、どんなに上手く育てられても、失敗やミスを犯さず成長するなんてことはできません。
長い人生、いろんなことがあります。
親が子供を見ていられるのは、子供が学校を卒業するまでの人生のほんの一部分に過ぎません。
だとすれば、人生80年、しっかりと自分の足で歩いていけるよう、中身の伴った人間として「幹」になる部分を作ってあげるのが親としての務めではないでしょうか。
いい大学に入って、いい会社に入る・・
そんなことはちっぽけな「成功体験」であり、苦難に耐え、仲間と融和することで立派な大人として生活できるよう「成長」を促すほうが大切でしょう。
幹から大きな枝を生やすためには、子供のタイプを見極めた育て方がやはり重要だということになります。
まとめ
人間、一見同じに見えても中身は千差万別。
性格やキャラクターは違っても、人間に優劣はありません!
あるのはタイプの違いのみ!
長所、短所をタイプ別に見極めて、適性に応じた子育てをする重要性をこの本は教えてくれています。
ぜひ手にとって、子供の未来を切り開くための参考にしてみてはいかがでしょう!