みなさん、どうも僕です。
2019年のM1グランプリをキッカケとしてブレークを果たした漫才師・ぺこぱ。
彼らの漫才は「優しいツッコミ」で人を傷つけないことが大きな特徴として取り上げられています。
そんなぺこぱの優しい漫才にも実は学ぶべきものはたくさんあります!
ということで、ぺこぱに学ぶ、前向きで幸せな人生を手に掴むための自分軸の作り方についてお伝えします!
Contents
決して他人(環境)のせいにしないぺこぱの漫才
「被ってるならオレがよければいい!!」
「2回もぶつかるってことはオレが車道側に立っていたのかもしれない!!」
これらは、ツッコミの松陰寺太勇が繰り出した「優しいツッコミ」です。
漫才って普通はボケに対して「違うだろ」ってツッコミを入れるのが通例というかスタンダードですよね。
でもぺこぱは違いますよね。
相手を否定したり批判することもなく、
「あ、オレが悪いのか」
「オレがうまく立ち回ればいいことだよな」
という具合にトラブルの原因は常に自分のほうにあるんじゃないかという視点でボケに対してツッコミを入れていくのが斬新であり、笑いを生むと同時になにかあったかい感覚を呼び起こさせてくれる原因となっているワケです。
やたらと他人に厳しい現代人の闇
今の世の中、やたらと正義を振りかざす人が増えてますよね。
ヤフーニュースとか見てても、コメント欄、いわゆるヤフコメというやつですが、そこを見ていると何かにつけて怒りまくってる人たちが多いという印象です。
中には「アンタが怒る筋合いはないだろ」と思うような関係のないことにまであれこれと手厳しいツッコミを入れてるワケですが、こういった現象は街なかでも頻繁に起こっていますよね。
たとえば、道を歩いていて、そこを塞いでいる人がいたら、人によっては「邪魔だよ!」とキツい一言を投げかける人もいるでしょうし、そうでないにしても通り過ぎる時に「チッ!邪魔なんだよ」と心の中でイラついている人も多いと思います。
でも、道を塞いでたとしても、道の端っこが通れるのであれば、ぺこぱ的発想で言えば
「自分が避けて(よけて)歩けばいいさ」
というスタンスでイラつくことなく通り過ぎればいいだけの話です。
相手にどけ!という前に自分が避ければいいだけ、ですもんね。
このように、世の中で起こっていることというのは、実は自分がうまく立ち回れば回避できることが多いのです。
でもそれを邪魔しているのがエゴであり、「なんでオレのほうが避けないといけないんだ!」というストレスに繋がっているワケです。
やたらとプライドが高く、自分を守ろうとする意識が高いあまり、譲歩すること自体があたかも損をすることのようにでも思ってしまってるワケですね。
「他人に優しくなる」より、わがまま・自己中とは違う「自分軸」で考える
こういう話をすると「良い人間になれって話?」といぶかしげに思う人も多い事でしょう。
たしかに他人に優しくなることは大切ですが、善人や聖人君子になれという大それた話をしたいワケではありません。
でもその前に、まずはトラブルや困ったことに対して
「周りの人間がうまく働いてくれないから」とか
「環境が良くないから自分の調子が上がらない」とか
アレコレと周りの責任として押し付けることをやめることが先決なのです。
そういった発想、考え方のルーチンをまずなくし、
「自分として」どうしたらいいか
「自分が」どうやったら打開できる
という風に主語をすべて「Ⅰ」(私)に変えて物事を考えていけば、自然と他人や環境を恨んだり批判したりすることは少なくなるハズです。
で、ここで大切なのは自分を主語にして考えるってことであって、わがままや自己中になるのとはワケが違うってこと。
「他人を思いやる」、「他人に優しく」・・・その前にはまず自分に軸を置いて考えることが非常に大切なのです。
「自分軸」で考えるクセがつけばストレスは減る
事態を打開するために、あるいは改善させるためには、
「アイツがちゃんと動けばいいんだよ」
「政府や国がダメだから」
「会社の同僚がつまらないヤツばかりだからオレの力が発揮できない」
という風に考えていては少しも事は前に進みません。
他人や環境というのは、あれこれ言葉で教えたり文句を言ったところで、自分で何とかなるものでもありませんよね。
結局のところ、自分でコントロールできるのは、実は「自分自身」しかいないんです。
にもかかわらず、コントロールできない他人や環境に対して「なんでそうなんだよ!」という感じでブツブツと文句を言ったり、不平不満を持ち続けるからこそストレスはどんどん心の中に溜まっていくのです。
そんなことをしたって何も変わらないのに、それにもかかわらず、他人や環境のせいにする無意識なルーチンがあなた自身の精神をむしばんでいるとも言えます。
日本が誇る名優の高倉健は生前こんな言葉を残しています。
人に裏切られたことなどない。 自分が誤解していただけだ。
人との繋がりの中で嫌な思いをすることは一度や二度ではないはずですが、高倉健はその原因は他人ではなく、あくまで自分自身にあると言いたかったのです。
他人に責任や原因があると思うからこそ、他人を恨み、そしてその感情を持ち続けることで自らのストレスとなってしまうのです。
「悪かったのはオレだ」そう思えば、クヨクヨと思い悩むことはありません。
ぺこぱの優しいツッコミのように、他人を責めるよりも自分に原因があるんじゃないかというスタンスで人生に臨むことで、より能動的で前向きな自分に生まれ変われるのでは、そう思います。
まとめ
漫才であれ、なんであれ、人の心に響くのはそれなりの理由があるハズです。
ぺこぱの漫才がこれだけ支持を受けるのは面白いということだけに留まらない、現代人が忘れがちな「自分はどうか」という考え方のスタンスに共鳴したからではないでしょうか。
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