ざけんな!「させていただきます」と「よろしかったでしょうか」、その表現合ってる?!日本語は難しいぞ!

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みなさん、どうも僕です。

オレ2

ビジネスや接客応対など日常生活に欠かせないもの・・それは敬語、謙譲語などさまざまな日本語。

しかしながら、何気なくわれわれが使っている敬語や「丁寧なことば」も実は形式上ばかりの実体の伴っていない、あるいは「ん??」って思ってしまう使い方、用法ってのがありますね!

 

特にそんな日頃疑問に思ってしまう言い回しの中でも

「させていただきます」

「よろしかったでしょうか」

これがヒジョーに気になる!!気になるお年頃のわたくし40代なんです!

 

ってことで、今日はそういった日常的に使ってはいるんだけど、この使い方ってOKなの?っていう日本語の表現、言い回しについて考察していきたいと思います。

 

「させていただきます」という表現方法ってOK??

日常的に乱発される「させていただきます」

会議

先日も社内会議で前で発表する人間が

「それでは次にわたしのほうから発表させていただきます

っていうわけですよ。

ま、よくある風景、よくあるセリフではあるけども・・

 

「発表させていただきます」って・・

 

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ま、別に怒んなくていいんですけどね(笑)

こういう言い回しって結構してますよね~。知らず知らずのうちにね。

 

でも、これって別に「わたしのほうから発表させてもらいます」でいいわけであってね、本来はね。

なんでそうなっちゃうんでしょうね。

 

「させていただく」の意味とは?

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この「させていただく」って言い回し、そもそもはどういう意味なんでしょう。

調べてみると

自分の行動や動作が相手の許可のもとに行われるという意味合いを持たせるへりくだった表現で、相手に対して配慮をしてますよ、という意思表明を含んだ表現

ってことですね!

 

ま、自分勝手に行動してるわけじゃないし、あなたのことを気遣ってますよ、あなた様のおかげですよ!って意味合いがあるとすれば本来は良い表現ですね。

 

この「させていただきます」、おかしくない??!

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わたしも仕事をしていて、な~んかおかしいなぁって思う「させていただきます」の使い方、あるんですよねぇ。

昨日も社内のほかの拠点の社員と電話で話をしていて

「明日、休みをとらせていただきますので・・」

とかって言うわけ。

もうねぇ、なんのためにその「とらせていただきます」使ってんのか意味不明になっちゃってるワケ。

 

さっきの話じゃないけど

おめー、どうせ休み取るんだろ!許可してねーよ、オレの知ったこっちゃねーよ!

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って心の中で突っ込みを入れましたからね!

 

 

あとはこんなこともありましたねぇ。

だいぶ前にわたしがトレーナーをしていた新入社員がだしぬけに言うわけです。

「今月末で会社を辞めさせていただきます!」

ってね。

もう、「はぁ????」って感じですね。

その「させていただきます」、それこそ全く意味無くねぇ??って感じです。

許可もしてないし、相手の配慮もないし、なんなの??って感じ。

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本来の趣旨の「させていただきます」の使い方から外れて、な~んか形式上の使い方になってるし、ほんとに乱発しすぎ!

どうしてこうなっちゃったんでしょうね。

 

「させていただきます」乱発の2つの理由

尊敬後、謙譲語の使い方が難しい日本語

日本語って難しいのは相手を敬ったうえで相手を高める表現の「尊敬語」、相手を敬ったうえで自分を相対的に下位のものと見立ててへりくだった表現をする「謙譲語」などいろいろな敬語がありますね。

 

いやぁ、これが何年日本人をやっていても難しい!

 

たとえば、「食べる」という言葉ひとつを取ってみても

尊敬語 → 召し上がる

謙譲語 → いただく

 

あとは「行く」って言葉も

尊敬語 → おみえになる、お越しになる

謙譲語 → うかがう

 

適切に使い分け、できてます??難しいッスねぇ!!

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学校でも敬語についてはいろいろ学びましたが、なかなかこのあたりは全部間違えずに使っているかって言うと、う~ん・・って感じじゃないでしょうか。

 

「させていただきます」乱発の理由① 付けておけばとりあえずに丁寧になる!!

見てもらってように、尊敬語だとか謙譲語ってなかなか使い分け、使うべきところの見極めが難しいんですよねぇ。

 

でもね、「させていただきます」ってな~んにも考えてなくても、言葉に付け足せば、それなりに丁寧に聞こえて、相手を敬ってるかのごとく聞こえるから不思議!

 

たとえば、「行く」だったら

うかがう   →  行かせていただく

他にも「読む」だったら、謙譲語なら「拝見する」だけど

拝見する  → 読ませていただく

 

つまり、適切に尊敬語などの敬語を使わなくても、付け足すだけでオールマイティーに敬語っぽくなるので現代人が「させていただく」って言い回しをバンバン使ってる!

・・そういうわけなんです!

 

「させていただきます」乱発の理由② 敬意逓減の法則??ムダに敬うニュアンスをプラス!

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これは以前の記事【外国人もビックリ!】日本語の不思議!二人称が無いって、ワレ、貴様、おのれ、どういうことや!にも書いたことなんですけど、日本語の特徴として、「貴様」や「御前(おまえ)」なんていう古くは敬意が含まれた言葉が時間の経過とともに乱暴な言葉になりさがるという、いわゆる「敬意逓減の法則」ってのがあるんですよね。

 

本来の敬う意味をこめた言葉がどんどんその意味を失っていくという・・。

 

で、たとえば最初に例としてあげた会議で発言したセリフ

「わたしのほうから発表させていただきます」って言葉、本来は「発表させてもらいます」でいいんですけど

「~させてもらいます」だと言葉に含まれてる敬意が時代の経過とともに薄らいでちょっと失礼なニュアンスになってきたので、それを補うべく「させていただきます」という言葉を使うようになった

という考え方ですね。

 

日本語ってどんどん言葉の意味や、その言葉の持つ敬意の度合い、ニュアンスさえ変遷していくので、言葉の持つ敬意が減っていったため、より敬うニュアンスを持つ言葉に代替しているって説は結構説得力がある説だと思います。

 

 

バイト言葉の代名詞「よろしかったでしょうか」を暴く!

日頃、よく耳にする「よろしかったでしょうか」って言い回し。

買い物をする際なんかに店員さんによく聞かれることもしばしば。

この言葉ってこれでいいのか気になるんだけど、合ってる?やっぱダメなの?

そこんとこが興味深々です!

現代人に忍び寄る「よろしかったでしょうか」症候群

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昨日、日ごろから懇意にして頂いている取引先の担当者の携帯電話に電話をした際の話です。

電話に出られた際、わたしが「今、よろしかったでしょうか?」って言ったらね、そのお客さんが「○○さん、【よろしかったでしょうか】じゃないでしょう・・【よろしいでしょうか】でしょう」ってたしなめられちゃったんですよねぇ・・。

 

いやぁ、どうしても出ちゃいますね、この「よろしかったでしょうか」。

この言葉も本来の日本語の用法、使い方からすればおかしいですよねぇ。

なんで、コレ、使っちゃうんでしょうねぇ・・

 

本来は「よろしいでしょうか?」が正解!

「よろしかったでしょうか」って言い回し、じゃあ何が正解なの??ってことで言えば、

よろしいでしょうか

これしかないですね!

普通に聞くんだもん、これでいいッスよね!!

じゃあなんであえて過去形みたく「よろしかったでしょうか」を使うのか、理由はなんなんでしょうね?

 

「よろしかったでしょうか」を使う理由①

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この「よろしかったでしょうか」って言葉、ファミリーレストランの注文のときなんかによく耳にしますよね。

注文の確認時なんかの時に

「ハンバーグステーキと食後にコーヒーでよろしかったでしょうか?

なんて感じでね!

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これって意味合い的には

 

お客様は間違えることなく注文をしたはずだが、わたし(店員)の聞き間違えの可能性もあるので、「ハンバーグステーキと食後にコーヒー」という認識で間違いないでしょうか?そういう私の認識で合ってますか??  → よろしかったですか?

 

っていう、相手の気分を害することなく確認がしたい!!というニュアンスが多分に含まれていると思います。

 

ロイヤルホストあたりではこの「よろしかったですか」という言い回しを禁止している一方で、マクドナルドなどでは禁止まではしておらず事実上黙認しているというのは、この言い回しは日本語的には正解ではないかもしれないが、ニュアンス的には相手を気遣っている一面もあるよ!って考えているからだと思います。

 

婉曲的表現に過去形を使うのは珍しくない!

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「よろしかったでしょうか」で「ん???」ってなるのは現在進行形の話、行為に対して過去形を使ってるのが違和感があるわけですよね。

 

ただ、日本語に限らず、少し丁寧な表現、少し柔らかい表現、つまり婉曲的なぼやかした表現をしたい場合にあえて過去形を使うってのは実は珍しくもなんとも無いですね。

 

 

たとえば英語でも、服を売ってるお店の中をブラブラ歩いていると

Did you need any help?

なんて聞かれます。「なにかお伺いしましょうか?」ってことですが、Doでいいところが過去形のDidを使ってます。

あえて過去形を使うことで丁寧なニュアンスがプラスされるってわけですね!

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英語ではそれ以外でも

Can you help me? (手伝ってくれる?)が Could you help me?(手伝ってもらえますか?)ってなったり、Will you~がWould you~に言い換えられたり、いっぱいあります。

 

ってことは日本語だってそういう感覚で、相手に伝えるニュアンスを和らげるためにあえて過去形を使ってるって考えれば、理屈に合う話になりますね。

 

ましてや、先に出てきた「敬意逓減の法則」じゃありませんが、言葉の意味は時代とともに変遷していくわけですから、その時代に生きる人々の感じ方に応じた言葉遣いが広まっていくというのは全く不思議なことではないですよね?

 

まとめ

近年、若者を中心に日本語の乱れが指摘されるようになって来ました。

もともと日本語の用法というのは難しく、時代の流れとともに移り変わる傾向を持っているのもまた事実です。

時代の移り変わりとは関係の無い言葉の流れは是正すべきですが、その時代ごとの世相、人間関係、社会の仕組みに応じた言葉遣いの変化というのは、古代から連綿と続いてきた日本語の変化の流れの延長線上にあるとすれば、むしろ自然だという気もしてきます。

守るべきもの、そして実態に合わないものは変えていく・・それは社会そのものも、そして言葉も同じことではないでしょうか。

 

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