映画「オアシス:スーパーソニック」レビュー!制御不能なマンチェスターの悪童の真実を見ろ!

みなさん、どうも僕です。

12月24日に封切られた、イギリスが産んだ偉大なるロックレジェンド「Oasis」(オアシス)の長編ドキュメンタリー映画、その名も「オアシス:スーパーソニック」を観てまいりましたよ!!

Oasisファンにとってはこたえられない、バンドの真の姿に迫るドキュメンタリー。

血気盛んなイギリス・マンチェスターの労働者階級(ワーキングクラス)の家庭で育った愛すべきクソガキが、バンド結成からスターダムにのし上がるまでの軌跡(奇跡?!)を貴重な映像と豊富なインタビュー、そして彼らの歴史を彩る数々の名曲とともに克明に描いたのがこの映画!

ヤツらがやたら悪態をつくクソガキってのは十分わかってたけど、これほどアホなことやらかしてたとは!ってシーンがわんさか出てくるし、世界的なロックスターに成り上がるまでのお宝映像、お宝エピソードが満載なので、ファンはもちろんのこと、音楽ファンなら興味深く見入ってしまうこと間違い無し!!

見終わった感想としては、Oasisファンなら

「これは見ないとアカンやつや!!」

今日はじっくりとこの映画「オアシス:スーパーソニック」のレビューをお伝えしたいと思いますよ!

 

映画「オアシス:スーパーソニック」とはこんな映画だ!

この映画はOasisを牛耳る司るリアム&ノエル・ギャラガー自らが製作総指揮を行ったドキュメンタリー映画です。

描かれているのはバンド結成からわずか2日間で25万人を動員した1996年のネブワース・パークでの歴史的なコンサートまで。

彼らがどうやってスターダムに上り詰めたのか、その道筋をエッ!と驚くエピソード、事件、トラブルを交えながら、数多くの関係者のインタビューによる回想とともに描いた映画です。

インタビューではリアムとノエルの母親であるペギーやOasisを脱退したボーンヘッドやギグジーなど数多くのOasisに関係した人々の話が出てきて、「へ~っ、そんなことあったんだ!」っていう驚きが非常に多く、見ていてほんとに新鮮でした!

あとは映画を通して描かれているギャラガー兄弟の高慢ちきぶりと意味不明な自信過剰ぶり!

ここまで勘違いしてないとあれほど世界的な成功はおさめられないんだろうなぁと変な関心しきりで見てましたよ(笑)

 

映画の中でノエルはこう語っています。

Oasisはフェラーリみたいなもんだ。

見てる分にはいい。

でも運転してスピードを出しすぎると制御不能になっちまうんだ。

いかにOasisという「スーパーカー」が乗りこなすのに大変かを物語っているエピソードです。

なんてったって、そのスーパーカーに乗る「運転手」が「運転手」ですからね!

この映画は制御不能に陥る寸前までいくけど、持ち前の運と音楽センスと、そして彼らを支える多くの人によって運命を自ら開いていく姿がひたむきで共感を呼ぶこと間違い無しと言えるでしょう!

 

映画「オアシス:スーパーソニック」(Oasis:Supersonic)の見どころ、感想はコレ!

映画のタイトルとなっている「Supersonic」。

もちろんご存知、初期の名曲「Supersonic」から来ているわけですが、出だしの歌詞からして彼らの「オラオラ!」ぶりが出てます。

I need to be myself    (オレはオレじゃなきゃいけねんだ)

I can’t be no one else   (他の誰かになんかなれっこねーよ)

I’m feeling supersonic   (超音速でブッ飛んでる気分なんだ)

なんともふてぶてしい彼らのスタンスが凝縮された見事な歌詞ですね!

そんな彼らの等身大の姿をこの映画ではつまびらかに、そして色鮮やかに描いているのが見ものです。

そんなドキュメンタリー「Supersonic」の見どころ、感想をポイントを押さえてご紹介しましょう!

1.仲が悪いギャラガー兄弟の「ケミストリー」に注目!


Oasisを世界的なロックバンドにさせたのはバンド内に独特のケミストリー(音楽的化学反応)があったからだと思います。

非凡な音楽センスで数々の名曲を書き上げる兄・ノエルと、自由奔放にステージ上で暴れまわり表現者として成長していく弟・リアム。

この2人が仲が悪くって仕方がないんですが、お互い口には出さないんですけど、どこかが尊敬しあってる、リスペクトしてる部分があると思うんですよね。

緊張感がありながら、「ロックスターに成り上がる」という一つの目標に向かって突っ走ることでOasisをモンスターバンドに押し上げていく姿がなんともドタバタもありながら、スター街道まっしぐらに進んでいく姿が見ていて痛快で胸のすく思いがするんですよね~。

2.幼少期のエピソード、バンド結成までのいきさつが面白い!

Oasisってどうでしょうか、出世作となったセカンドアルバム「(What’s The Story) Morning Glory」あたりから好きになったっていう人も多いんじゃないでしょうか。

かくいうわたしもそうです。

ということは、それ以前のことってファンでもよく知らないんですが、この映画ではバンド結成に至る彼らの様子が非常に詳しく描かれています!

ノエルは肉体労働やら色んな仕事を転々とした後、イギリスのロックバンド「インスパイラル・カーペッツ」のローディをやってたわけですが、「なんでそんな映像あったの??」と思うようなローディ時代のノエルを写した映像がた~くさん出てきます。

当時のノエルの映像を見ると「うわぁ~、なんかやる気なさそう」って感じで、これが後のロックスターかって感じですね、正直言って!

その後、弟のリアムがやってたバンドに入ることになりますが、入ったあとの下積みも結構それなりに長くって、「Oasisでもそんな時期あったんだなぁ・・」とめちゃくちゃ興味深いです。

 

あとは、幼少時代の2人の写真が数多く出てきます。

写真を見てると・・2人とも

成功前の彼らの姿を見ることができるのはホントに貴重だし、見ていて面白いですよ。

3.映画全編を彩る名曲の数々が素晴らしい!

Oasisのドキュメンタリー映画ですから当然コレでしょう!

「Wonderwall」、「Rock ‘n’ Roll Star」、「Champagne Supernova」、「Supersonic」などといった数多くの名曲が随所で出てきます。

やはり劇場の大音量でこれらOasisの代表曲を聞けるというのはなかなか無いケース。

ストーリーにじっくりと浸りながら聞くと、普段何気なく聴いてるのとはまた違ったフィーリングが感じられて、「家に買ってからもう一度聞き直してみよう!」って思うほど感動してしまいます!

わたしも映画を見終わって帰宅後

真っ先に1stアルバムの「Definitely Maybe」、一通りノンストップで聴いちゃいましたからね!


彼らの思い、奮闘する姿を見ながら曲を聞くと感情移入がハンパないので、この点も映画を見る醍醐味のひとつです!

 

オアシス:スーパーソニックで明かされた数々のナゾ!(ネタバレあり)

1.ノエル、リアムの父親はとんでもない暴力オヤジだったので家族3人で夜逃げした!

ノエルとリアム、そして彼らの上にはポールという兄貴がいる3人兄弟、そして女手一つで彼らを育て上げた母、ペギー。

ペギーは父親となるトミー・ギャラガーと結婚して子供3人を授かるわけですが、このオヤジがアルコール依存症でもあり、あろうことか自分の子供とペギーをボコる、ボコる!

とんでもない父親だったんですね!

なぜかリアムにはあまり手を上げず、特にボコっていたのがノエルだとか・・。

で、そんな状況で母親のペギーは子供3人を連れて夜逃げ。マンチェスターの公営住宅に身をおくこととなったわけです。

あとに残されたクソ親父のトミーは決してノエルたち家族を探すことは無かったそうです・・どんなオッサンやねん!!って思いますね。

2.正反対な性格のノエルとリアムは同じ部屋で育った!


物静かな性格で部屋にこもりっきりでギターばかり弾いていたノエルと、外交的でやんちゃくれなリアム。

まさに正反対の性格を持つこの兄弟はなんと!同じ部屋で育ったのだとか。

住んでいたのが公営住宅と言いますから、それほど広い家でもないんでしょうからそうなっちゃうんでしょうが、今の彼らのいがみ合う姿を見ているとよく同じ部屋で暮らしてたなぁ!って思っちゃいますね!

3.ノエルがボーカルを取るようになったのは気分屋のリアムのせいだ!


ノエルはあくまでギターを弾き、曲を作るのが好きで、元々歌うことそのものに興味があったわけではありません。

でも、ここで困ったことが。

気分屋のリアムさんは声の調子が悪いとライブの途中でも平気でステージの袖に引っ込んじゃうんです!

オイオイ、諦めんなよ!ってツッコミを入れたくなりますねぇ!だってライブの途中ですからね!

で、仕方がないのでリアムが引っ込んだあとにしぶしぶノエルがボーカルを歌うようになった・・

これがノエルがボーカルを取るようになったキッカケですね!

たとえばOasisの名曲「Don’t Look Back In Anger」なんかでもノエルが歌っていますが、リアムは「オレの持ち場を奪うな!」と言わんばかりに不満そうですが、元はと言えば

アンタのせいじゃないの!!

ってことですよねぇ~。

 

4.Oasisがレコード契約を獲得できたのは呼ばれてないライブに勝手に出演したから!


Oasisは結成してから2年ほどはまさに「鳴かず飛ばず」。

しこしこ練習にいそしんでたんですが、まぁうだつが上がらなかったわけですねぇ。

で、あるガールズバンドがスコットランド・グラスゴーにあるクラブ「キング・タッツ・ワーワー・ハット」でのライブに出演することなっていて、そのガールズバンドの取り計らいで「勝手に」そのライブに出演することに。

で、そこにたまたまライブを見に来ていたクリエイション・レコーズ(かつてプライマル・スクリーム、ティーンエイジ・ファンクラブなどが在籍)の総帥、アラン・マッギーの目に留まりその場でレコード契約をすることになったわけです。

いや、ホントたまたま!

よくそんなことあるなぁ!ってぐらい偶然な話ですが、そもそも出演者リストにないバンドが出るってスゴいと思いますけどね。

強引にライブに出て運命的にレコード契約を得るなんて、ほんとに彼らって「持って」ますね!

5.アメリカツアーの真っ只中でノエルは突然失踪して女の子の家でクスリをやっていた!

地道な活動が実ってようやく軌道に乗りだしてきたOasis。

しかしながら、アメリカでは知名度がない状態で、アメリカに乗り込み「さぁこれから一旗揚げるぞ!」ってときに、ノエル先生はあろうことか、突如失踪。

メンバーはノエルの部屋から掛けた電話の通話記録から失踪先を割り出し、見事発見!

何をやってたかというと、以前知り合ったサンフランシスコの女の子の家でクスリをしこたまやってたんだとか・・。

もう・・なんとかしてよ・・って言うしかない人騒がせな兄弟、兄貴も弟もね!

6.ヘタなドラマー、トニー・マッキャロルをいじめ抜き、「Live Forever」のPVで埋める!(笑)

Oasisファンなら一度は見たことはあるであろう初期の名曲「Live Forever」のミュージック・ビデオ。

タイトルを直訳すれば「永遠に生きる」・・

でもこのPVを見ておかしいと思いませんでした??

だって、ドラマーのトニー・マッキャロルがメンバーによって土で埋められてしまうでしょう?!

死人のように・・

なんか曲の中身と全く違ってることやってるなぁと思ってましたが。

この映画でもかなり詳しく出てますが、ノエルをはじめとするOasisのメンバーはまともにリズムキープができないトニー・マッキャロルに我慢がならず、「こいつを辞めさせよう」とかなりあからさまにイジメをはじめます。

で、後に最終通告で解雇させてしまうのですが、「Live Forever」のPVでやってたドラマーのトニーを土に埋めるシーン・・

あれ冗談じゃなくてマジってことだったんですね!!(笑)

つーか、笑えない・・

まとめ

知ってるようで知らなかったOasisの内実と成功に至る奮闘ぶりは見ていて楽しいです。

ここでしか見ることのできない映像や写真、そして貴重なインタビューの数々は、見る人のハートをグッと掴んで離さない驚きの連続です。

Oasisファン、そして音楽ファンなら決して見て損しない超話題作です!衝撃の真実をぜひその目で確かめに行ってください!

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2 件のコメント

  • もんりっちさん、はじめまして。

    僕はお正月映画で見たのですが、ノエルは幼少期も、あの特徴ある眉毛だったんだなぁ、と微笑ましくなりました。僕は後追いでオアシスを聞いている世代なのですけども、彼らの音楽はアティテュードがパンク・ロック(特にリアムの言動)のような荒々しさと、ビートルズ直系で誰もが合唱できるポップさを兼ね備えているところが魅力だなぁ、と改めて思いました。

    ラストの曲目がマスタープランなのも、いかにもギャラガー兄弟らしい(暴れ回る一方で、人生を達観している雰囲気の応援歌)演出と思います。

    • 泰然さん

      コメントありがとうございます!
      ノエルは幼少期もあの眉毛ですぐわかっちゃいますね!(笑)
      オアシスの魅力はおっしゃる通りで衝動性と、ビートルズに通じる普遍的なメロディが合体しているところですね。
      だからこそ、いろんな世代に渡って後世まで語り継がれるバンドになっただろうなぁと思ってます。
      マスタープラン、う~んあそこで挿入されると堪らないですね~。僕もジーンとしちゃいましたw

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