「肉まん」じゃなくて「豚まん」!呼び方の違いにみる東西の食文化の歴史

肉まん言うたやろ!!

皆さん、551蓬莱ってお店知ってますか?

関西人(特に大阪人)なら誰でも知ってるお店、そう、豚まんで有名な中華料理のお店です。

大阪(梅田や難波あたり)にお出かけに行ったら、必ずと言っていいぐらいおみやげに買って帰る、そんな関西人にとってのソウルフード。

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そう・・551蓬莱が有名なのは豚まんなんです・・豚まん、豚まん・・

肉まんじゃありませんよ!

ぶ・た・ま・ん! 豚まんです!

何が言いたいの??それは次の項目で

関西では「豚まん」、関東では「肉まん」

 

肉まん

もうタイトルに書いちゃってますが、一般的に「肉まん」と呼ばれているものは関西では「豚まん」と呼ばれています。

同じものなのに、関東では肉まんでも、関西では豚まん。

なんでそうなったか??

関西では昔から牛肉文化が根付いているため、肉といえば牛肉のことを指します。

したがって、肉まんって当然豚肉が入っているわけですが、あれを関西で「肉まん」って言ってしまうと牛肉が入ってるわけじゃないからウソになっちゃうんですよ!

「肉まんって肉(牛肉)入ってへんやん!!」ってな感じで関西人は激怒りするのは間違いありません。

だから「豚肉が入ってまっせ!」ということを明らかにするために、あえて豚肉が入っているまんじゅう=豚まんと呼ぶようになったわけです。

関西人に豚肉入りカレーを出したら怒りまっせ!

 

カレーライス

実はこの肉に対する意識の違いは肉まん、豚まんだけの話じゃありません。

カレーライスもそうです。

関東(東京)ではカレーライスに入れる肉といえば豚肉、ですよね?

この事実、関西人にとっては「ありえへんこと」になります。

関西人にとってはカレーライスに入れる肉はとーぜん、いや当然、牛肉です!

ですから関西人に「カレーライス作ったんで食べてください!」って出したカレーが豚肉入りだったら、相当変な顔をすると思います。

「なんで豚肉??」って感じで。

実際、わたしも「ココイチ」に入って、わざわざ豚肉入りのポークカレーを食べてる人がいたら「お金無いんかな?」と勝手に思っちゃいます(笑)(ま、大きなお世話ですがw)

 

関西=牛肉文化が生まれた背景

 

黒牛

なんで同じ日本の中でこんな風に差が出ちゃったのかってところ、気になりますね。

関西に牛肉文化が根付いていった理由、経緯については諸説あります。

農作業に使う家畜の差

実は農業に使う家畜が関西では主に牛、関東では馬というところがまず違ってました。

関西では農作業に使っていた牛が「お役御免」となった際に食肉として処分していたことから昔から牛肉を食べる習慣が定着していました。

対して、馬の場合は食肉として食べられる部分が少ないこともあり、関西と同じようにお役御免となった馬肉を食べるということはなかったようです。

 

関西には牛の産地が多い

そもそも仏教文化が古くから根付いていた日本では牛など獣を食べてはいけないという忌避の意識が高かったのですが、江戸時代あたりからその「タガ」が外れ始めて、肉を食べる習慣が徐々に根付き始めました。

(※一応江戸時代までは肉食は疎んじられていたため、食べるための肉の呼び名が隠語で呼ばれていました。例:「馬」=さくら、「猪」=牡丹、「鹿」=もみじ、「鶏」=かしわ 等)

 

明治維新を契機とする文明開化により肉を食べる西洋人の習慣が一気に根付きだしてきて、近隣に多くの和牛の供給地を抱える関西では牛肉を食べる習慣が定着、一方で関東は豚の飼料となるサツマイモの産地が多い神奈川県で養豚が盛んになり、多くの豚が東京など関東エリアに供給されることとなったため豚を食べる習慣が根付いたと言われています。

 

こういった経緯もあって、

関西=牛、関東=豚

という図式が出来上がっていったわけですね!!

まとめ

個人的に「豚肉の入ったカレーなんかありえへん!!」って思ってたんだけど、逆に東京の人からすると当たり前。なんでなのかずっと不思議でした。

でも歴史を追っていくと今の「差異」がなぜ生じたのか、なんとか浮かび上がってきました。

「肉まん」の名前にも歴史と意味合いがある・・そんなお話でした、ご参考に!

 

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