「仕事の流儀とは?!」プロフェッショナルなら自分の仕事にポリシーを持って本分を全うすることだ!

仕事の流儀

みなさん、どうも僕です。

オレ

写真のバックがマイナスイオンたっぷりでごめんなさい。

メンゴ、メンゴ!

 

お盆休みが長くって、本を読んだり、ブログを読んだり、お酒をしこたま飲んだり、まぁ楽しかったですねぇ!

そんなお盆休みに古い友人と電話であれこれ話す機会があり、昔こんな仕事やってたなぁ、つらかった時あったよなぁと回顧することがあったので、以前の仕事のこと、苦闘していたこと、こだわっていたことについてちょっと書いてみたいと思います!

ビジネスローンの部署へ異動 ハイリスク・ハイリターンの世界を知る

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総合的なファイナンス事業を行っていた、いわゆるノンバンク会社に勤務していた私は、当時の金融業界でも拡大しつつある市場であった、中小企業向けに融資を行うビジネスローンを取り扱う部署にある時異動することとなりました。

 

当時の金融業界では利息制限法(15~20%)と出資法(当時の上限:40.004%)の2つの異なる法律が併存しており、利息制限法以上の貸出金利であっても、出資法に定める利率未満の金利であれば、借入する者が任意にそれを認める場合など一定の条件を満たせば、40%近い金利での貸し出しが可能でした。

 

今から考えれば40%近い金利を取る商売ってスゴいですね!

 

しかしながら、こういった高金利の融資を申し込んでくる会社は、銀行から貸し出しをしてもらえない、あるいは借入枠がなくなってしまった零細の事業者が多く、したがって返済能力も不安定な先が多く、裏を返せば貸し出す側にとっては「ハイリスク、ハイリターン」といえる状況でした。

 

一般の方にはビジネスローン、事業者金融といえば、以前SMAPの中居正広が主演していた「ナニワ金融道」が思い浮かぶかもしれませんが、あれは漫画、架空の話ですし、あんなことはありませんが、金融業という大きい括りで言えば、金融の仕事は厳しいことには変わりありません。

 

日栄、商工ファンド・・「商工ローン問題」と呼ばれた時代

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わたしが「ビジネスローン」を取り扱う部署に在籍していた時期(1999年頃)には、日栄(現・日本保証)や商工ファンドの強引な取り立てが社会問題化することとなり、商工ローン、ビジネスローンという事業を行う環境もどんどん厳しくなりつつありました。

 

「腎臓を売って金を返せ!」などといった強引、かつ脅迫的な督促、回収の実態も連日報道されていた時代で、まっとうな仕事をしていても色眼鏡で見られてしまう状況で、なおさらポリシーやプライドを持って基本に立ち返って仕事をすることが求められていた時だったと思います。

 

債権回収の場で本分、責務を全うすること

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ビジネスローン、商工ローンの仕事において「貸す」という仕事自体はカンタンです。

こういった会社があって、資金需要があります・・などとツラツラ書けばわりとカンタンに稟議は通ってお金を貸し出しすることに承認が下ります。

 

じゃあ、「ハイリスク・ハイリターン」のこの仕事で何が一番難しいっていうとお金を返してもらうこと、つまり「債権回収」なんです!

 

自分(自社)が貸したお金を返してもらう・・ただそれだけのことですが、相手は資金に困っている中小企業です。資金繰りが良ければ銀行以外の金利が高いノンバンクからわざわざ借りません。ビジネスローンの一番大切なのは「いかに貸したお金を回収するか」。

 

債権回収をしていて今でも記憶に残る話を少ししてみたいと思います。

 

九条商店街の中の印刷屋さん

80万円ほど貸し出しをしていた、大阪は港区にある有名な商店街・九条商店街の中にある小さな印刷屋さんがありました。

今まで返済が遅れたこともなく律儀な印象しかない80歳を超えるご主人が運営する小さな印刷屋さんです。

 

ある時、相談があると連絡があり、行ってみると高齢なご主人が私を見るなり、いきなり土下座をして

すんまへん、破産することになりました!この通り堪忍してください!

土下座

と言われたのです。少しばかり震えながら。

 

破産手続きとなればもはや弁護士の手に委ねられるためどうしようもありません。

しかしながら、心にズッシリとのしかかってきたのは、実の父親よりもずっと年上の人に土下座をされたことです。

何とも言えない気分になり、この時ばかりはさすがに「嫌な仕事だなぁ・・」と思ったのをはっきりと覚えています。

立場上「お金のことはいいですよ」とも言えず、「どうぞ頭を上げてください」としか言えませんでした。

 

あの土下座をされた光景は今でも強烈に記憶に焼き付いています。

 

連帯保証人とのバトル

電話するビジネスマン

ある債務者があらゆる手段を使っても連絡が取れなくなり、その契約の連帯保証人に督促を入れることになった時の話です。

 

ここで「連帯保証人」という言葉を少し説明しておくと、単なる「後ろ盾」となる保証人ではなく、「催告の抗弁権」も「検索の抗弁権」もない非常に重い立場の保証人のことです。

つまり、普通の保証人と違って「お金を借りた契約者から先に取り立てなさいよ」と言うことも、「契約者はお金持ってるから、そっちから返してもらってね」と言うことも、一切言えない非常に責任の重い役回りです。

 

話がそれましたが、私が連帯保証人である契約者の知人に電話で連絡し、全額の債務を一括返済を要求しました。しかし、まぁ想定の範囲内ではありましたが、相手は頑なに拒否。

 

  • 保証人 「なんで、俺が借りたもんでもないお金、払わなアカンねん!!」
  • わたし 「あなたがちゃんと連帯保証人として印鑑を押されてますよね!あなたが払わないといけなんです!」
  • 保証人 「やかましいわー!契約者に連絡してそっちから取り立てろや!」
  • わたし 「連絡が付かないからあなたに連絡してるんです!払ってもらわないと法的手段に訴えます!」
  • 保証人 「誰に言うてんねん!!」

・・

 

こういった電話でのやり取りが・・たしか30分ほど続いたと思います。

 

まさに「バトル」でした。

 

わたしも話口調こそ丁寧さを貫きましたが、「ここは絶対引いちゃいけない!」という思いで相手にも負けない大きな声で必死に「交渉」を行いました。

 

その結果、数日後、その連帯保証人から振り込みで全額の振り込みがありました。

私は即座に連帯保証人に連絡を入れ、交渉時のやり取りで非礼があったとすればお詫びしたい件、責任を果たして入金して頂いたことに対する感謝を伝えましたが、電話口の向こうで「わかりました」という冷静な返答がありました。

 

自分なりには「あくまで本分(仕事上の責務)に従って返済を要求している」という立ち位置からブレずに交渉していたため、相手方にも「こいつは自分のことが憎くて交渉してきてるわけじゃない」というのが伝わったのかなぁと感じています。

交渉がケンカ腰だったり、筋道からズレると感情的な問題に発展するので、あくまで本筋を貫くことが重要だと感じました。

 

 

まとめ

お金を取り立てる、債権回収という仕事は相手に嫌なこと(お金を払ってもらう)を要求するわけですから生易しいものではないし、外見・イメージでしかこの仕事を捉えられない人にとっては単なる「イヤな職業」かもしれません。

 

「職業に貴賎なし」という言葉がありますね。

 

どんな仕事であってもそれは社会に必要とされているものであり、それぞれがその持ち場で本分、責務を全うすることは尊いことです。

自分なりのポリシーを必死の思いで貫き、どんな仕事であっても与えられた使命を全うする・・これこそが仕事の流儀、プロフェッショナルと言えるのではないでしょうか。

 

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